2021年9月23日4:22に太陽が秋分点を通過します
秋のはじまりにホロスコープ・チャートを作ってみると、ここから向こう三か月の全体の流れを読み解くことができます。
秋のチャートでは、占星術で使われる主要な10天体のうち、5つが風の星座に入宮し、また5つが活動星座であり、さらに5つがライフハウス(火の部屋)に位置しているんですね。
風は自由でとらわれのない活発な動きを象徴するし、活動星座は、新しい活動を創り出すことをうながし、ライフハウスはそこに情熱とエネルギーを注ぎこみます。
三連休にすでに多くの人たちが出かけていたようですが、宣言が解除されたら、さらにドッとみんなが動き出しそうな様子が、このチャートからみてとれますね。
自由に動きまわる前提として、新しいルールや条件が作られる可能性がありますが、おおむね、そういったものに順応しながら、経済・消費活動と移動と流通が活発になっていきそうです。
みんな、どこかへ行きたいし、何かしたいし、買いたいし、人と交流したい気持ちが高まりやすいのですね。
止まっていたエネルギーが流れ出して、感染症の恐怖が過ぎ去ったわけでは決してありませんが、それと共存する形で、これまでの閉塞感を打ち破るような、活動的な雰囲気が満ちてきそうです。
お仕事したい人には、人が動き始めるのでチャンスでもありますね。みんなの活動・消費欲求が高まるので、今の気分にぴたりとハマるものが提供できると、大当たりするかもしれません。
守られていて安全であるという安心感と、新しくて、これまでとは違う新鮮さの、両方が求められているときですね。
いろいろなことを少しずつ試しながら、新しいやり方を見つけ出ていくときでもあります。
変化や活動が多いときですが、その背後では「愛を育む」というテーマがあるようです。
ふたつの「育む」がありますが、まずひとつは自己愛ですね。いろいろな人たちが、いろいろな価値や考えや好みをもっているときに、ぶつかり合ったり、摩擦が起きたり、相容れないことが生じます。
個性が多様になるにつれて、認められない、認めたくない、わかってほしい、共感できないといったことがあちこちで起こって、家族でもパートナーシップでもコミュニティでも、対人関係に深くコミットしていくと、必ず私たちは傷つくようにできています。
これは仕方なく、避けられないことです。誰とも揉めずにうまくやるということは、そこに本気でコミットしない、自分をさらけ出さないということでもあるわけで、ちゃんと関わろうとすると、傷ついてしまう。
でも、これからは、そこを避けることはできません。
そして傷ついたり、孤独な気分になったりしたときに、自分にやさしく、親切にして、その感情をしっかりと味わったり、気持ちをフラットに戻してあげることが大切なんですね。自分を励まして、見守ることで「もう一度やってみよう」「関わってみよう」とする意欲が生まれます。
そのための自己愛ですね。
そして、いまひとつは「愛をもって育む」です。
これは、自分が育てていきたいものの種をまくということですね。自分の夢であったり、思いであったり、実現したいことの種です。
丁寧に水をやり、草をとり、日を浴びせたり、虫を除けたりして、育てることが大切な時期です。
「こうなったらいいな」「本当はこうしたい」という夢や思いを「いつか」ではなく、この新しい流れがやってきている時期に、種をまいて育てていきたいのですね。
途中でうまく育たず、枯れてしまったり、虫がついたりして、思うようにいかない場合があります。それで「もういいや」となってしまうのではなく、ここでも自己愛が大事なときです。
自分を慰め、励まして、気持ちを落ち着かせながら、あきらめずに向き合うこと。そうすることで、新しい息吹を育むことができるでしょう。
時間とエネルギーが流れ出して、ここで始めた活動や育てたものが、来年に大きく展開する可能性があります。
毎日の過ごし方を意識したいときですね。
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さきほど、朝型美人塾の瑠美さんとインスタライブでおしゃべりいたしまして、前半は呪いの夢の話、中盤から秋分の星について話してますので、よかったら、そちらもどうぞ(笑)