【満月】2021乙女座満月★ひたすら果てしない、長い道のり | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2021年2月27日17:17に乙女座の満月ですおとめ座

 

1月末から始まった冬の水瓶まつりも、太陽と金星が魚座に入って一段落。ビュンビュンとスピーディに物事が展開していた感じから一転「やけに眠たい」「寝たのに妙に眠い」という感じがあるのではないでしょうか。私は眠いです。魚座の影響、もしくは更年期です。

 

そんな折の満月ですが、チャートを見るとやたらと右半分、特に6-7-9ハウスが強調されております。というか8割方そこにしか星がありません。なんとなく焦燥感。他者とのあいだで起こるジレンマ。揺れる情緒。気づき。そして眠気。そんな感じのチャートです。どんなや(笑)

 

特にパッとしないけど、やるしかないので繰り返される日々の営み。そこにもたらされる、いろいろな情報。「こんなことしていて、いいのかいな?」と焦り、心が揺れるけれど「ま、ええか。なんか眠いし」みたいな。

 

お金とか、働き方とか、健康とか、これからどうしようといった切羽詰まっていないけれど今後に対する漠然とした思いもあり、同時に人間関係のなかでいろいろ学ばされたり、気づかされたりすることもあり、そして心が微妙に揺れて、眠いっていう感じかなあ。

 

 

風の時代って、場所ではなく、ある瞬間に同じ思いを持っている人がパパッとつながる「シンクロが基本」の時代なんですよね。そういったつながりのなかで巡り合った人たちとの関係が、お互いに気づきをもたらし、成長をうながすような、濃厚な意味を持ち始めることでもあると思います。

 

今年に入ってから、恋愛とか対人関係とか婚活とか、そんな講座ばかりやっていて、更にもっと増えていきそうですが、先にいっておくと2021年は春分の上昇宮が天秤座にあり、さまざまな状況のなかで「人間関係を深める」というのがひとつのテーマとなると思います。うへぇって感じですね。


「対人関係が苦手な人、挙手してください」っていうと、八割方の人が手を挙げるんですけどね。もちろん、私も挙げます。そこそこはできる。でも、どこか雰囲気や感情をみて合わせていて、心から寛いでいるわけじゃない。だから疲れちゃう。みたいな。

 

対人関係って、心地よい距離感やバランス、どこまで踏み込みたいか、踏み込まれたいか、何を大事にしているのか、どんな風に扱ってほしいか、どんな風に主張するのかといったことに、個人差があり過ぎるじゃないですか。似てる相手だとラクチンだけど、似てないタイプがやってくると、そのエネルギーに振り回されたり、投げた球に手ごたえがなかったりします。うへぇ。

 

これからの対人関係は、いままでのものとは意味合いも変わってきますね。これまでの時代では物理的安定のために対人関係が必要不可欠で、別に好きでも嫌いでもないけれど、必要に駆られて一緒にいるということが基本にあったと思います。「あの人、ほんとはあんま好きじゃないけど、仕事だからね」とか「あの人のこと、もうホンマはたいして好きじゃないけど、別れても生きていけんしね」みたいな。

 

家でも学校でも会社でも地域コミュニティでも、余計なことは言わずに、やることだけやっておいたほうがうまくいったわけです。そして心のゆるせる友達の前で、悪口をいって息抜きして、どうにかこうにかやってきたわけですが。

 

でも、場所ベースではなく、シンクロベースのつながりになったら、義務的に一緒にいる関係から、お互いに望んでそのときにそこにいる関係になるわけですよ。コミュニティを成立させているものが、お互いの自由意志になるのです。そこで自分の存在をみんなに認めてもらうには、相手の存在も尊重するしかありません。

 

否が応でも自分の意志を示して、相手の意志も受け取ることが必要になります。対話の窓をいつでも開くって、チャレンジじゃないですか!? 言う方も受け容れる方にも勇気がいる。対話はひたすら繰り返されることで、お互いの気づきを深め、変化をうながし、それぞれの未知の可能性を引き出すものですが、その過程で自分の偏見や頑固な信念や未熟さにも出会っていくわけです。うへぇ。

 

対人関係トラブルの原因を聞くと「言わないで黙っていた」か「相手を頭ごなしに否定」か「対話そのものを拒否」が大半なんですけど、対話を止めると、自分の世界観が狭いまま、育たないわけですね。そしていつまでも外の世界に対してイライラしたり、モヤモヤしたりすることになります。強く感情が動くときは「そこに見るべきものがあるぞ」っていうセコム的なアラートが働いているんですけどね。

 


 

満月となる乙女座と水星が日々のお仕事や業務をどんどんこなしていけ~とうながしているのですが、ここで要となるのは「新しい見識や方法を積極的に取り込んでいくこと」であり「もともと持っているものを成熟させること」です。

 

9ハウスの天体がそれをさせようとしているんですが、自分の信念を持ちながら、見解を広げるって、本当に至難の業じゃないですか。特定の信仰や政治思想や道徳観念を持っている人が、それに反する考えや価値観をなかなか認めないどころか、ヘタすると攻撃するのって日常茶飯事ですよね。

 

自分がある価値観を信じていると「なぜあなたはそうしないのだ?」と思ったり、相手の言うことをそれ以上受け容れられなくなってしまいます。それが家族や親友やビジネスパートナーや上司や部下ならなおさらで、これまでは「そこには触れないでおこう」と距離をおき、そのプライバシーに立ち入らないことで表面上うまくやってきたわけですね。

 

でもこれからはそれをお互いに開示しあって、対話を重ねて、反発したり、悩んだり、遠ざけたくなったり、感情的になったりしながら、ついには理解するそうすることで、自分の中で眠っていたもの、膠着していたものを起こして、自分という人間をより豊かに成熟させていくことが風の時代の人間関係なのだと思うのです。

 

これって、けっこうしんどいし、長い道のりです。ザビエがよく土星は天秤座にあるときに強調されるのだという話をするんですが(天体の品位において土星が天秤座にあるときイグザルテーション(高揚)という配置にあたるため)たぶん誰もが本当にそれには共感できるんじゃないでしょうか。

 

自分の意志を表明しながらも、絶対にこうなのだと固定してかためてしまわずに、相手に対する反応や感情から、もっともっと自分に気づいていく。ひたすら果てしない、この長い道のりによって自分を磨いていくことが、水瓶座という時代を生きるということなのだと思います。

 

神秘思想家のシュタイナーがかつて水瓶座という星座の持つ意識魂を指して「これが人間だ」といったことが、ちょっとだけわかるような気がします。私たちは考える葦なのだということなんでしょうね。

 

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2月27日(土)の21:00からClubhouseにてオーラソーマ・ティーチャーのまりちゃんと、占星術の先生のまゆみさんと3人でお喋りします。

 

タイトルは「愛とエロスと宇宙貯金。自分の好きを仕事にするって、つまりこういうことじゃね?」です。水瓶座土星-牡牛座天王星時代にぴったり?のテーマを好き勝手に喋りますよ~。よかったら聴いてくださいね★

 

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