【新月】2021山羊座新月★泣いて、わめいて、動き出す | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2021年1月13日13:59に山羊座の新月ですやぎ座

 

いろいろなことが例年と異なる2021年ですが、いかがお過ごしでしょうか。私はオンラインで講座しながら、ディズニー+で「マンダロリアン」観て過ごしております。ザ・チャイルド、可愛い過ぎる~。

 

おうちで撮影会

 

じわじわと感染者数が増えつつありますが、冬至チャートにもその予兆は示されておりました。冬至図の6ハウスに冥王星が入っていたのですが、これが要注意なんですね。6ハウスは労働と健康の部屋なので、ここに冥王星が入ると病気のトリガーとなりやすいんです。これは2020春分でも同じ配置だったので1年間のトピックでもありますが、冬の三カ月はより一層、繊細に気をつけたい時期となります。みなさま、くれぐれも健康第一に養生してお過ごしくださいね。

 

労働にも影響するので働き方が変わったり、職業そのものが変わったりすることも起こりやすい時期です。この冬は状況に応じて柔軟に柔軟にいきましょう。

 

このことと今回の新月図はすごく関係していると思うんですけど、新月となる太陽・月と更に冥王星がほぼ同位置で山羊座の8ハウスに入ります。これはちょっと強烈な配置です。どーん。
 

どんな風に強烈かといいますと、8ハウスは生と死とセックスを司る部屋であり、生存本能とも関係しています。私たちが死に向かって生きていること、その日々のなかで変容し続けていることを象徴するんですね。私たちが本能的に持っている「死ぬこと」と「生きること」への恐れと執着。両方ありますよね。生きることも、死ぬことも怖い。だけど同時にとらわれもする。その両極とそこから生じる強烈な感情を司るのが8ハウスです。

 

その強烈さ……本能的な強い感情や強迫観念が浮上しやすいというのが今回の新月図です。だからある人にとっては本能的な恐怖や忌避感情が芽生えるかもしれないし。あるいは考えたくないのに、ずっとひとつの感情や考えやイメージが頭のなかでぐるぐると渦巻いてしまったり。

 

それも8ハウスなので特に死やお金に­まつわることですね。私たちを取り巻いている状況での死ぬことへの不安や、生きていることのしんどさを感じることがあるでしょう。更に天頂10ハウスには魚座の海王星があるため、社会は混沌としています。

 

天頂にある星って各地の首長にあたる人物の行動や指示なども示すのですが、ここに海王星があると、それが曖昧で混沌としやすいということでもあります。話が二転三転したり、対応が悉く遅れたり、あちらとこちらの連携がとれなかったりといったことが起こる可能性があります。そのため余計に不安や苛立ちが噴き出して、どこへ向かっていけばいいのかわからなくなったり、していることに自信が持てなくなったり、このまま続けて良いのかわからなくなったりする人も出てくるでしょう。程度の差はありますが、それぞれの環境や立場において、何かしらの強い感情を体験する時期となりそうです。

 

 

だからこそ、助けとなりそうな星をぜひ念頭に置いておいてほしいのですが、まずひとつめは7ハウス金星と11ハウス火星・天王星のトラインです。これは「誰かを頼るより早く、自分たちでやっちまおうぜ」ってことで、気の合う仲間や信頼のおける人たちと力を合わせて、現場の今の状況に合わせて、柔軟にやってしまおうというものですね。水瓶座は自立と助け合いの象徴ですから、できる人が必要なものを提供して、どんどんやっていきましょうというわけですね。「自分の持っているものなど、たいしたことないから」と恐縮せずに、知恵や力が些細なものであったとしても明け渡して、逆に必要なもののリクエストもしていくのがオススメですね。風の横のつながりと連係プレイの見せどころとなります。

 

そしてもし精神的にしんどくなったときはそれをひとりで抱えこまずに、信頼のおける人に思いをぶちまけて、聴いてもらうこと、寄り添ってもらうことがすごく大切です。風の時代となりましたが、この時代を快適に過ごすためのカギとなるのは風の対極にある水のエレメントなんですね。私たちの感じる力。エモーショナルな側面。

 

これまでの地の時代では、泣きたくても、好きじゃなくても、やりたくなくても「こんなことを思っても仕方ない」「そんなことを言うのはワガママで子どもっぽい」と感情は隠されてきましたが、その側面こそが、私たちの人生を動かし、他者との結びつきを作り出す原動力となります。これまでだったらグッと飲みこんできたかもしれない思いを表現して、ただ寄り添って、受け止めてもらうことに私たちは癒されて、励まされるでしょう。

 

でもね~怖くもありますよね。かつて自分の気持ちを表現したら、さんざん否定されたり、無視されたり、怒られてきたわけですからね。それで自分自身を感じることから遠ざけてきちゃったものだから、どう感じて、どう表現したらいいか、わからなくなってるのかもしれないし。あるいは立ち止まって感じたら、もう動けなくなりそうな気がするかもしれないけれど。でも、心は私たちの原動力です。心が膠着すると動けなくなってしまいますが、泣いて、怒って、わめいて、感情を動かすと、エネルギーも再び動き始めます。だから強い感情にとらわれたときは、泣いて、怒って、わめくことを自分にゆるしてくださいね。誰に言えなくても、少なくとも自分だけにはゆるして、誰もいない家のなかで、ワーワーとやりましょう。私はよくやります(笑)

 

 

そしてふたつめの助けとなる星は、9ハウスの水星・木星・土星ですね。これは視野を広げて、何が起きているのかを見ることであり、同時に新しい価値観や方法論を獲得して試してみるということでもあります。まさに地から風のスタイルに変換しよう!っていうことでもあるんですけど、地の時代が先に計画を立てて動くのだとすると、風は現地でその場の流れに合わせて決めるわけですね。風の星座の人たちで、旅行のときに帰りの時間は決めたくない、予定もあんまり決めたくないっていう人、ほんとに多いです。

 

何が起こるかわからない時代だから、決めないで、やってきた波に乗るというのが、水瓶座スタイルだな~って思います。誰も正解がわからない時間を手探りで歩いているのだから、嗅覚を頼りに風に乗って、あるいは避けて、また乗りこなせばいいのかもしれません。水瓶座の特質は共時性。シンクロニシティなんですよね~。ハートを信頼して、その時々の正直さから動いていけば、必要なことはおのずと起こるわけです。起こるわけ…ですが、これも怖い(笑) どうしても、ほんとに~!?と疑いたくなっちゃう。

 

2021年のメイントピックは土星と天王星の90度で、それは基盤の再構築なんですが、そのひとつはこの水瓶座スタイルを採用するっていうことでもあるんですよね。でも、これまでの慣れた地のやり方を崩すのって勇気いるし、怖いですからね。変わりたい、怖い、変わりたい、怖いを繰り返しながら、少しずつ200年の地の時代の積み重ねから、新しいやり方を積み重ねていくのかもしれません。

 

そんな感じの2021年。また引き続き、星を読んでいこうと思いますので、どうぞ、よろしくお願いします。