![しし座](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/188.png)
夏至からの三か月の流れをしめくくる最後の一月。
2020年は予定していた計画の大半が変更を余儀なくされて、いろいろなことが異例づくめで、私たちは柔軟かつ臨機応変に立ち回ることが求められています。
これから始まる一か月は、お盆休みも終わり、学校では新学期が開始されるシーズン。
9月頃には……と延期してきたさまざまな物事が、また新しい別の形に変化することが求められるでしょう。
新月となる獅子座を支配するのは太陽ですが、太陽は言うまでもなく、太陽系の惑星の中心的存在です。
みずから光輝く唯一の恒星は、私たち、ひとりひとりに宿る、いのちそのものの象徴。
生きているいのちは、ただ限りなくこの瞬間瞬間の営みにエネルギーを傾けて過ごすばかりです。
いまを生きる。
私たちはいつでも、その時々の自分にとってのベストな選択と行動をくり返しています。
それが意識的であっても、無意識だとしても。
私たちの身体は、心は、マインドは、いま何をするのがこの宿主にとってベストであるのかをそれぞれの経験から理解し、それをしています。
だから今の自分を取り巻いている状況は、何が起きているにせよ、それぞれにとってのベストなのでしょう。
アクティブな人にとってはアクティブなことが、慎重な人にとっては動かないことが。
正午のすこし前、天の最も高いところに位置する太陽と月が私たちに問いかけるでしょう。
たった今、あなたはどうしたいのかと。
獅子の司る身体の中心、心臓に手をあてて、自分の内側の意志を明らかにする、真夏の熱い新月です。
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天頂で起こる新月が、私たちにこれからどこへ向かうのか?と、それぞれに問いかけています。
ホロスコープの天頂は、私たちがこれから進んでいく未来の先行きを象徴しますが、そこに獅子座の新月がやってくることで、それは誰かが決めることではなく、ひとりひとりが自分自身と対話しながら創り出していくのだということが示されているでしょう。
新月と共にある水星は、外の世界の様子を探り、必要な技術や知識を手に入れて、自分の望みをいつどのようなタイミングで、どんな風にできるのかを伺い、実行することを助けてくれます。
日常生活を示す3ハウスに木星・土星・冥王星が入って、これまでの常識やパターンがもう通用しないこと、今まで当たり前だと思っていたことが見直される時だと告げています。
それは6ハウスの司る職場での働き方、学校での学び方、日常を管理する家事や、健康を管理する病院などに及び、私たちはウィズコロナ時代の新しい様式や方法を柔軟かつ進化した形で創り出す必要があるのでしょう。
創造の時間です。
獅子座を象徴するキーワードは「I create.私は創る」
今の自分にできることを。
新しいやり方を。
自分自身の人生を。
地のエレメントの時代から、風のエレメントの時代へと移り変わる時期に、誰もが内なる創造主としての質を発揮する時がきたのでしょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160825/17/light-side/a6/63/j/o0395029913732035416.jpg?caw=800)
子ども時代、私たちは誰もが自身のクリエイティブな質をのびのびと使っていました。
歌ってみたり、踊ってみたり、組み立ててみたり、描いてみたり、混ぜてみたり、集めてみたり、寝転んでみたり。
誰もが好奇心旺盛で、楽しく、夢中で、いまこの瞬間のなかに生きて、それぞれの遊びの中に創造を発揮していたでしょう。
獅子座の持っている陽気さや明るさ、遊び心や好奇心が今の時期に欠かせません。
山羊座に集まる木星・土星・冥王星が社会に圧力をかけて、暗く、深刻にさせる時だからこそ。
そこに呑み込まれない、内なる愛と光を、希望と明るさを、喜びと軽やかさを発揮し、存分にいまを生きることで、バランスをとっていきましょう。
天頂で正午に輝く夏の新月が、私たちの新たなる希望となるかもしれない獅子座の季節です。