【新月】2020双子座新月★これまでとは違う日常 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2020年5月23日02:38に双子座の新月ですふたご座

すこしずつ自粛されていたものが段階的に解かれていき、世界にスピードが戻ってきそうな時期です。

太陽・月・水星・金星と公転周期の速い惑星たちが、そろって双子座に入り、日常を活気づけるでしょう。

双子座は日常的な範囲での移動や日々のコミュニケーション、商売、流通、教育などを象徴するので、これまで閉めていた店も営業を再開したり、学校も始まったりして、動きが活性してきそうです。


しかし、かといって、何もかも元通りというわけではありません。

コロナ禍が終息したわけではないので、ソーシャル・ディスタンスを保ちながら気をつけて生活する必要があるし、業種によっては再開のむずかしいもの、再開しても客足が戻りにくいものもあるでしょう。

これまでも、くり返し星たちによって示されてきましたが、さまざまな物事を進化させていくときがきています。

もちろん、いつだってわたしたちは進化し続けているのですが、その歩みがゆっくりのように感じられるときと、劇的に進むときとがあるのでしょう。

わたしたちのなかには恒常性を保とうとする質があって、安定しているかのように見えるときは、なるべく変わらず、その形をキープしようとします。

しかし、大きな変化に合わせては、その内側にある本質の部分を守りつつも、やり方や生き方を変えざるを得ないのでしょう。


一カ月半の自粛生活のあいだに、自分に­とって本当に大切なものに改めて気づかされた人も多いかもしれません。

テレワークが性に合っている人は、もはや通勤電車に乗りたいとは思わないかもしれないし、通勤の必要がなければ、住環境を変えてもいいと思えるかもしれません。

自分にとって大切なもの。心地よい時間の使い方。人との距離感。

ひとたび、そこに気づいたら、もう無理することができなくなるでしょう。

また、これまでのやり方が通用しなくなってしまった人は、人生を変える必然が発生しますが、いずれにしても変化するのであれば、自身の可能性をひらいて、まだ使っていない能力を活用できる分野にチャレンジするのもアリでしょう。

わたしたちの内側にある、まだ使っていない、未開拓の才能を開拓するときでもあるのです。



今期の新月図においては土星・木星・冥王星が天頂近くに位置していますが、これは、わたしたちが自分の能力を可能な限り使って、これまでにない活躍をする時を示しています。

山羊座にある木星は冬の大地を開墾するような厳しさがあるので、それはそう簡単には実りにくいチャレンジかもしれません。

しかし冬空の下で実らせようと根性を発揮し続けることができたら、能力は間違いなく、これまで以上に発揮されて、高まります。

そこで付けた力は、やがて春がきたときに、これまでよりずっと楽に、さまざまなことをやり遂げる力ともなるでしょう。

映画やマンガで主人公が修業に明け暮れるシーンは、大抵の場合、コマ送りで、あっという間に過ぎ去ってしまいますが、その時期こそが苦しくて、重要なのは明らかです。

成功者たちが華々しい活躍を手にする前に、どれだけのことを毎日積み重ねてきたのかということを念頭において、これまでにないストイックさを発揮するときなのでしょう。


しかしそれは闇雲にすればいいというわけではなく、真に自身の求めている道に到達するためのものであることが前提です。

もしそれが自分のどこかのレベルにおいて「本当に望んでいるものではない」と意識的あるいは無意識的に感じているなら、今期はむしろやる気が高まらず「職場に戻りたくない」「面倒くさい」という気分の方が大きくなって、疲れやすく、ボーッとして、集中しきれず、眠くなるかもしれません。


新月となる太陽と月が海王星と72度、双子座の支配星である水星が金星と重なって共に海王星と90度の角度を作っています。

海王星は人間のエゴを解体して、本来の本質ともいえる全体性に戻す働きがあります。

海王星はわたしたちを本当の望み……全体と同調する生き方、たましいが求める生き方へといざない、そこに属さない、どこか無理しているものも義務だからとガマンしているもの、本当の望みとは異なるものがあるなら、解かしてしまうでしょう。

なので、この星の影響が強くなると、個人のエゴ的な思いから発している行為は解体されていき「やる気がしない」「力が湧いてこない」ということが起こり得ます。

ただでさえ火星が魚座に入っているために、いつもよりずっと繊細で疲れやすく、被虐的になりやすい傾向もあるため、心身の疲労が高まる人もいるでしょう。


いつもより丁寧に自身のケアをして、身体を休めると同時に、自身の本音とつながるにも良い時期です。

疲れを感じている肩や腰や背中や目の奥に「どうしたい?」と尋ねてみたら、なんという答えがやってくるでしょうか?

のびのびしたい、解放されたい、ゆっくりと暮らしたいなど、答えが返ってくるかもしれません。



自分の望んでいる生き方を、自身に与えてあげないのはなぜだろう?と思いを馳せるのも良いでしょう。

自信がないから?
お金がないから?
面倒くさいから?
心と頭の望みがずれているから?

誰かがダメだというから?
やり方を知らないから?
動き出すエネルギーがないから?

その時に、自分をそのように裁いているのは誰なのか?
なぜ、そうするためには、こうでないとダメだと思いこんでいるのか?


どんな信念や思いこみがあるのか?
自分に力と知恵を与えないことに、どんなメリットがあるのか?

1ハウスに滞在する天王星が、もっと自分に気が付くことをうながしています。

これからの生き方を考えるのに、とても良い星の配置です。

結論が出なくてもよくて、気が付いたことを置いておくだけでいいかもしれません。

世界のスピードが少しずつ高まりゆくなかで、これまでとはちがう、日常の扉をひらくとき。

今この時に何を得たいのかということに、気づいていて下さい。