4月10日の夜にザビエ・ベトコート氏による占星学セミナー【絶望の瞬間への理解と対応】が開催されましたが「観たかったけれど時間が合わなかった」というお声をいただいて、オーガナイザーさんのほうで動画を販売されています。
わたしは参加して講義を聴いていましたが、いまの時代に対する理解がとてもよく深まりました。
印象的だったことは天体が集まっている山羊座が人類の進化のピークを示していて、経済的な繁栄が達しつつあったけれど、今回の騒動をきっかけに山羊座のダークサイドである他者への信頼や自信の欠如、感情的な関わりに距離をおくこと、いまを楽しむことができないという面が強く露呈しているということ。
だからこそ、対面の蟹座をはじめとして、90度に位置する牡羊座や天秤座のエネルギーをどのように使うのかが大事かということ。
水瓶座の土星時代を迎えるにあたって、わたしたちが体験しうる、水瓶座のダークサイド……分離と孤独という一面。そこに同時に与えられた、わたしたちのひとりひとひとりが心地よく過ごすことができるのかというミッションがあること。
本当にいま、リアルタイムでそれを体験しているな……とつくづく感じます。
わたしは緊急事態宣言が出た大阪に住んでいて、普段はとても便利で賑やかなところなのですが、いまは静かな緊張を感じています。切り離されたような感覚がやってくることもあって、でもそこで自分のケアをして、つながり続けるということを繰り返しトライしている感じですね。
いまの時代に起きていることを占星学の観点から理解を深めるために、聴き逃した~という方はぜひ、どうぞ。
以下は講座前の告知です。
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4月10日の夜にザビエ・ベトコート氏の占星学セミナーがオンラインで開催されることになりました!!
タイトルは「絶望の瞬間への理解と対応」ということで、いまこのハードな変容の時期に、なにが起こっているのかを理解し、わたしたちがどうすることができるのか、その対応し得る可能性について話してくれるとのこと。
プログラムを読ませてもらって、本当にこれはいま、多くの人たちに必要だなと感じています。
日本は現時点(4月3日午前)ではロックダウンもしておらず、各自が自粛しながら、粛々と日常生活を進めていますが、世界の状況から鑑みて、これからさまざまな社会的な厳しさが増していくことは想像に難くありません。
1月のオンライン・セミナーでザビエが話してくれた水星の話は、
どんな危機が起きているのか、その概念を理解すること。
そしてどうやってその危機を解決できるのか……水星は私たちをただ新しい形に順応させるだけでなく、それに理解をもたらしながら順応させてくれる。
ということでした。
そのために水星をヘルシーでアクティブに保つ必要があるということが印象に残っています。水星をヘルシーでアクティブにさせるためには、学び続けることが大切であり、いつも知りたいという好奇心の許容量を残しておくことが必要です。
水星を司るヘルメスは翼の生えた靴で、過去へも未来へも、想像の世界へも簡単に飛び立ってしまうので、過ぎ去った過去に執着するのでも、まだ起きていない未来を想像するばかりでなく、いまこの瞬間の真実に寄り添って、好奇心を持ち続けていたいですね。
冥王星のもたらすクライシスは、そう簡単にわたしたちをゆるしてくれなさそうです。
この絶対的な力がどのようなものであるのか……明晰に理解し、いかなる態度で臨むことができるのか、ザビエの深い叡智と、その根底にある人間への愛に耳を傾ける夜を過ごしましょう!!
ザビエ・ベトコート・ジャパン presents
<特別オンラインセミナー>
絶望の瞬間への理解と対応
~過酷なトランジットからの問いかけへの探求~
パンデミックに対する世界中の対応を観察すればするほど、いかに山羊座のダークサイドが人類に対して負荷を与える傾向にあるか、ということに驚かされています。
新たな時代(冥王星が水瓶座に到達する頃)に向け、現在山羊座を通過している冥王星が徹底した変容を促すために、山羊座の持つ最悪な側面が表面化しているかのように見えます。
恐れ・不安・悲観的な見方・自信喪失といった感情はすべて、利己心や慈悲の欠如・人との距離や不信感を招くことにつながり、そのようにして後ろ向きな山羊座は、脅威かつ安心できない世界から自分自身を引き離すための錠(lock)を掛けてしまいます。
これはまさに、太陽星座が山羊座であるわたし自身が十代の頃に感じていたことそのものであり、その時抱いた恐れは、わたし自身の最悪な部分のみを引き出していたということに気づくには、その後何十年もの時間を要しました。そのようにしてわたしは、自分自身の人間らしさを取り戻すに至ったのです。
ですから、今起きていることや現状を打破していく方法、この瞬間にわたしたちが担っている社会的かつ個人的な役割をトランジットの観点から理解してみることが必要なのではないか、とわたしは考えるのです。
この2時間のクラスでは、250年に一度のトランジットの深みとその独自性や、冥王星・土星の闇へ火を灯す神話についての探求、そしまた、今まさにわたしたちが目撃している山羊座の支配する活動宮(牡羊座、蟹座、てんびん座、山羊座)の力動がわたしたちを助けるために担っている役割から、単にわたしたちが生き残るためだけでなく、その最善を受け取るために理解できることも探求していきます。
はじめの1時間は、現在のトランジットについてお話しますが、何を開示しているかだけでなく、何が隠ぺいされようとしているのかについても探求します。
ハワード・ヒューズ(役者補足:20世紀の億万長者の一人として著名だったアメリカ人実業家)の出生図(1905年12月24日午後10時12分アメリカ・テキサス州ハンブル)についても、少しお話したいと思います。この生年月日と出生時間には疑念が持たれてはいるのですが、ヒューズ自身とその家族が使用していたデータです。そして、完全に合点がいくのです。
次の1時間は、冥王星と木星に関する神話(どちらの天体も現在山羊座で「合/コンジャンクション」の状態)についてお話します。そうすることで、恐れ・変容・希望というテーマへの理解を深めていくことができるでしょう。そして、この厳しい訓練を通して、人類を代表するサインである蟹座からの啓示を受け取っていきましょう。
ザビエ・ベトコート
翻訳 持田 直子
◆ザビエ・アストロロジー<特別オンラインセミナー>
絶望の瞬間への理解と対応
~過酷なトランジットからの問いかけへの探求~
◆日時: 2020年4月10日(金) 20:00-22:20
※途中10分間の休憩あり
オンラインビデオ会議システムZoomを使用します
◆講座代金:3,500円(税込)
◆講師: ザビエ・ベトコート氏
30年以上のキャリアを持つ心理占星学のエキスパート。
◆通訳:持田直子さん(ザビエ・ベトコート・ジャパン)
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