ホロスコープ・チャートの二重円の活用法をご紹介したいと思います。
トランジット編。
こちらから、二重円を作ってみます。
https://goisu.net/chart_for2/
「二人用の作成」の「一人目」には、まずご自身の生年月日情報、もしくは読みたい人の情報を入れます。
「二人目」のところは、特定の日付を入れるか、もしくは「現在時刻をセット」をクリックすると、この瞬間のトランジットを作ることができます。
何か特定のイベントが起こった時に、それが自分にとってどんな星の時期だったのかを確認することができるし、未来に何か重要なイベントが控えてる場合は、その日が自分にとってどんなことが起こり得るかを予想することができます。
こちらは今上陛下が昨年、天皇に即位したタイミングのチャート二重円で作ってみました。
内側が陛下のネイタルチャートで、外側が5月1日の即位された瞬間のチャートです。
印象的なことに、陛下のミッド・ヘヴンに太陽がカルミネートしていますね。即位された時間は夜中の0時ですが、陛下のチャートにおいては、牡牛座の太陽がちょうど天頂に位置します。御威光と輝きが最も強く、内外に示されるタイミングですね。
ネイタルの木星にトランジットの木星が、土星にトランジットの土星がリターンする、還暦とも重なります。
ただのリターンではなく、土星と共に冥王星が共にやってくることで、これまでの生き方の基盤が、全く新しい形で再構築されることにもなりました。山羊座でのリターンなので「伝統」を受け継ぎつつも、全く同じではなく、新しい令和の形として受け継がれることになるのでしょう。
特に6ハウスに土星と冥王星がやってきたわけですから、これからの陛下の働き方や日々の習慣などが大きく変わることが予想されます。
8ハウスでは、海王星が月と共にやってきて、陛下のネイタルの水星と重なります。これは陛下の水星に、神聖な力が宿ったといえるかもしれません。水星はコミュニケーションや知性の星として知られますが、祭祀や儀式の手順を司りもしますね。
他にも更に細かくも読めますが、いずれにしても陛下の星が輝き、内外に知らされる、素晴らしいタイミングだったのではないかと思います。
現在、山羊座に木星・土星・冥王星が揃っていますから、これらの星たちが通過しているハウスは今現在、個人とって、ものすごく重要なハウスとなります。
通常トランジットの木星がやってくると、そのハウスに経験を増やします。
トランジットの土星は「本当にこのハウスの使い方はこれで良いのか」と徹底的に吟味することを助けてくれるでしょう。その結果として足りないものを補ったり、余計なものを捨てたりすることが起こるかもしれません。
さらにトランジットの冥王星はそのハウスの構造をゼロから再構築させます。
ということは個人のチャートにおいて、山羊座のあるハウスは「徹底的に構造分解された上で、まったく新しい形に構築され直し、さらに新しい経験を増やすこともできるハウス」ということになりますね。
各ハウスの意味が良く分からないという方はこちらの占いも参考にどうぞ~!!
山羊座土星で占う2020年の課題
山羊座木星で占う2020年の開運法