2018冬至★最大限の愛とゆるしが降りそそぐ | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2018年12月22日07:22に太陽が冬至点を通過しますやぎ座
 

 

今年もまた陰が極まって、陽に転じる冬至の季節がやってきました。

 

目に見えるものの形がどんどん変わる2019年を迎える前の、浄化と脱皮の冬の季節。

 

 

冬至の日に太陽が山羊座に入りますが、振り返ると今年は本当に山羊座が際立つ1年でした。

 

今年の漢字は「災」だそうですが、地震・豪雨・台風・猛暑と火地風水のエレメントが日本中を駆け抜けて、否応なしに普段暮らしている土地や地域とのつながりを改めて感じた人も多かったかもしれません。

 

山羊座は社会的な集団を示している星座ですが、これはわたしたちの安定した生活を支えているもの。

 

子育てをする期間が他の動物よりも圧倒的に長い人間は、文明を持つ以前の時代から、その暮らしが少しでも落ち着き、毎日が連続していくことを支え合ってきました。これが山羊座の象徴する社会の持続と安定です。

 

非常事態が起こると「いつもの日常」が失われて、改めて、日頃どれだけ「あたりまえのこと」に守られているのかということを思い起こさせられるでしょう。

 

 

さまざまな揺さぶりを通り抜けて、いま、どこかで古い基盤が崩れていくことをぼんやりと感じながら「これから先、何をしていこうか」と考えているかもしれません。
 

いますぐにどうこうというわけじゃないけれど、これから先の自分が変わっていくのではないかという予感があったり、もうすでに変化の只中に足を踏み込んでいたり……。

 

来年の春分頃には冥王星のいる位置に土星が到達して、ひとつの方向が自分のなかでくっきりと浮かび上がってくるかもしれません。

 

変わりゆく時代のなかで、ただ自分を感じて、受け容れるだけの愛が、必要となるでしょう。

 

 

12ハウスに太陽が滞在するこの冬は、浄化と脱皮の期間となりそうです。

意識的に、たくさん活動した身体と心とマインドとを、ゆっくり休ませると良いでしょう。

 

現代人は自分で思っている以上の小さなストレスにさらされ続け、マインドを動かし続けています。

 

ひとりで過ごす静かな時間に心を解き放ち、身体をリフレッシュさせて、新しい活動が始まったら存分に働けるように整えておきましょう。

 

 

射手座の水星と木星が魚座の海王星とスクエアを作るこの冬は、直感や霊感が高まります。哲学的な本を読んだり、宗教的な教義に触れたりすると、いつもより深いところでの理解が訪れるかもしれません。

 

しかし反面、自分の決断や行動に対して、それが良いのか/正しいのかということを考え始めると迷子になりやすい傾向があります。

 

ふとやってきたものを素直に受け取って、そのまま理解する、ということがポイントかもしれません。

 

ひらめいたら、その直観にしたがって、すばやく動いていくこと。

 

それができるのかなとか、やったらどうなるのか、ということを考えると、わからなくなりやすいでしょう。

 

理想や夢がふくらむ時ですが、それを実現させる行動を何もせずにいると、妄想ばかりが肥大化してしまいます。

 

 

夢や思いをどんどん形にしていくことは、2019年の星のめぐりにも通じます。

そのためにも木星と海王星がめいっぱい広げた夢や理想を、土星の力を使って「それを実現させるためにどんな準備をして何をすればいいのか」を具体的に見積もらせていきましょう。

 

いま、土星がわたしたちの持っている能力を余すところなく引き出して、これまでだったら難しくて諦めていたようなことでも実現させようと働きかけてくれています。

 

2019年から2020年にかけては、自分の持っている能力をじっくりと出しきることで、ひとつのピークを越える、絶好のチャンスの時期だといえるでしょう。



めまぐるしく変わっていく世界の様子を、もっと目をこらして目撃しましょう。

 

いつもの場所にいると、なかなか気づかないかもしれませんが、世界はいつも常に新しく変わり続けています。

 

実際に見て、聞いて、体験する。

 

これもわたしたちの脱皮をうながすことになるでしょう。

 

 

そして、そこから自分のなかの古い常識や思いこみを手放すヒントがやってくるかもしれません。

 

それらは思っている以上に、心や身体の隅々にまで行き渡っているでしょう。

 

 

なにか新しいことをしたいけれど、そこにためらいがあったり、なかなか動けなかったり、決断できなかったり。

 

そこにある不安や、ためらいや、緊張や。長いあいだ言わずにいたことや、秘めてきた思いを、しっかりと感じて手放していく冬といえそうです。

 

 

見ることで、気づく。

感じて、表現することで、放す。

ゆっくりとした時間と空間のなかで、自分自身と対話をして、その身体に、その心に「何か言いたいことはないか」と尋ねてみてください。

スキャンするように、ハートと身体をじっくりと眺めて……そこにあるものを見る、浮かび上がってくるのを待つ。

 

わたしたちが見つめていると、内側からじっくりと、なにかが浮かび上がってくるかもしれません。

 

その浮かび上がってきたものを、しっかりと感じ、味わい尽くすことで、自然とそれらは手放されていくでしょう。

 

思い残したものは重さとなって、わたしたちの歩みを止めるけれど、気づいて感じることで、それらは身体から離れて、本来の軽やかさが戻ります。

 

これがわたしたちの持っている、愛の力です。

 

愛はそこにあるものを限りなく目撃して、表現されることをうながします。

 

 

最大限の愛とゆるしを自分自身に与えることで、古い殻を脱ぎ捨てていくことができる時です。


新しい季節がやってくる前に、愛の力で自分自身を浄めていく……限りなく静かな夜に、心の深いところまで愛が沁み入る、冬が始まります。