【春分】あるべきものが、あるべき場所へ | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2018年3月21日01:15に春分ですおひつじ座

 

変容の2018年の新しい12星座サイクルがはじまります。

 

占星術の世界では、太陽が春分点を通過するタイミングが、新しいサイクルのスタート地点。

 

ここからどんな1年が展開されていくのか…いろいろと見えてくるものがあるでしょう。

 

 

2018年の春分図は山羊座の上昇宮で幕開けます。

 

山羊座には昨年末に土星が入り、冥王星はそれよりもっと前から滞在しているため、それらの特徴が色濃く表れる1年となるでしょう。

 

山羊座はわたしたちが生きる現実的な社会のなかで、ひとりひとりが居場所を定め、その役割をこなしながら、成果を積み上げていくことを助ける星座です。

 

今年は天王星が牡牛座に入宮する影響もあって『なにを積み上げていくのか』というところに、多彩な個性が生じるでしょう。

 

 

現実レベルで物事を目に見える形として示す地のエレメントが強くなる時期ですから、理想や個々の思いを、具体的な結果として創り上げていく1年です。

 

頭のなかで湧き上がるさまざまなアイデアやひらめきを、ひとつずつ、順番に形としていくことが大切です。

 

それは放っておいて、自動的に積み上がるものでも、形になるものでも、ありません。

 

毎日ひとつずつ、すこしずつ、自分の理想や思いを積み上げることで、実現できるときです。

 

 

かつて何かの義務や責任と引き換えに諦めた夢や、手放した希望を取り返すときがきています。

 

結婚したから、子供が生まれたから、昇進したから、任されたから、ローンを組んだから、就職したから、親が年取ったから……。

 

わたしたちは生きていくために、絶えず何かの責任を引き受けていき、そしてひとたびそれを受けたからには、自分自身の力で成し遂げなくてはいけないと思います。

 

だから、それが「自分軸からズレていないか」ということを、絶えず確認する必要があるでしょう。

 

 

土星は試練の星といわれますが、それはわたしたちがしたくない、何かをしなくてはならないという試練ではありません。

 

土星の試練は、絶えず、わたしたちが本当の自分と向き合い続けて、その嘘偽りのない自分自身の選択を、現在の環境のなかに求めて、実現させる試練です

 

そのとき、土星はわたしたちの自己実現を助けるように働き、必ず引き受けた責任を果たして、結果を見せてくれるでしょう。

 

 

もし、自分軸からズレたところで、まわりからのプレッシャーや誰かの思いのために責任を引き受けたとしたら、それは早晩、続けられなくなるときがくるかもしれません。

 

今回の春分図では、かつて、なにかと引き換えに諦めたものを再び取り返すチャンスがきたことが示されています。

 

また、自分軸をまっすぐに立てて、どこまでも自分に対して誠実な選択をすること、自立していくことがテーマとなるでしょう。

 

 

山羊座は平衡感覚を司り、わたしたちが自分の力でまっすぐに立つことをうながします。

 

社会性強化のために平衡感覚を鍛える

https://ameblo.jp/light-side/entry-12284242161.html

 

 

ぬくぬくと温かく守られた蟹座の司る家から、個人を外の世界へと連れ出すのが山羊座。

 

安全な家とは違い、外の世界ではいろいろなことが起こるでしょう。

 

荒波に揉まれ、強風に吹かれるとき、自分軸からズレて立っていたら、そこに留まることができなくなるかもしれません。

 

 

土星が上昇する2018年の春分図は、あるべきものが、あるべき場所へ、正しく戻ることが描かれています。

 

自分が山のものなのか、海のものなのか、感性の人なのか、理性の人なのか、他者と交わる者なのか、孤高を貫く者なのか、目に見えて、はっきりとわかれてくるでしょう。

 

これまでやってきたことに違和感を覚えて、本当の自分らしい手ごたえを模索する人も出てくるかもしれません。

 

そして、キチンと積み上げてきたものは評価されるし、手を抜いてきたところ、適当にごまかしてきたところは明らかとなり、白日のもとにさらされます。

 

改ざんやごまかしの通用しないときです。

 

これは社会性のみならず、生活でも、関係性でも、愛情や健康や金銭面においても、はっきりと示されるでしょう。

 

 

土星が怖いのはこういうところで、キチンと自分と向き合ってきたところと、そうでないところが、明らかにされてしまいます。

 

うわべだけなのか、本当に誠実であるのか、単にラッキーなのか、本当の実力なのか、誰の目にも見えるでしょう。

 

研鑽を積んできた人や、努力してきた人は敬意を評され、いつも適当にやり過ごしてきた人には悪評が募るかもしれません。

 

 

上昇宮付近に火星・土星・冥王星が集合する2018年の春分図は、なにやらキナ臭い雰囲気に満ちています。

 

正当な価値評価が実体経済を明らかにすることで、本当にしっかりと業績を上げている企業と、そうでないところとが、浮き彫りになるかもしれません。

 

慣習や体制で合理的でないもの、理不尽なものは淘汰されていき、基盤の建て直しがはかられます。

 

土星は「長持ちさせること」を増長させるため、無駄な部分はカットされていき、リストラや経費削減が余儀なくされて、さまざまな制度を見直すことで、新しい時代でも継続可能な基盤が再構築されていくでしょう。

 

それらの影響により、さまざまなプレッシャーや重苦しさが増していくため、世相的に抑圧的なムードが高まったり、国家間の圧力が増して緊張状態を引き起こしたりするかもしれません。

 

天底にぴったりと位置する天王星が冥王星と90度の角度を作るため、息苦しさから生じる突発的な暴発や自然災害にも注意を向ける必要があるでしょう。

 

 

さまざまな角度から変容が予想される2018年の明るい兆しは11ハウスの木星にあります。

 

これは友達の部屋にある木星で、同じ信念を持つ仲間、価値観を共有できる仲間とのつながりによって、明るい未来が切り拓かれていく暗示です。

 

閉塞ムードに流されるのではなく、仲間たちと共に新しいアイデアや発想をどんどん生み出して、未来を切り拓いていくこと。

 

ひとりではむずかしいことでも、仲間のため、みんなで決めた目的のためになら、わたしたちはがんばることができます。

 

また苦しいときや、うまくいかないときは、友達が話を聴いて、励ましてくれるでしょう。

 

それをおたがいに頼みとしながら、支え合うことが大事です。

 

 

また4ハウスにある牡牛座の月は山羊座の土星と120度の角度を作り、家族や地域との信頼関係が、自分を支える基盤となることを示すでしょう。

 

外の世界の変化に対応しながら、個人としての自分を確立させていくために、家族とおたがいに協力し合い、支え合うことが大きな力となります。

 

外で激しい風が吹いているとき、家に帰って、ホッと安心できることが、わたしたちにこの時代を楽しむ力を与えてくれるでしょう。

 

 

どんな状況でも、友達や家族とのつながりを頼りながら、おたがいに新しい未来を切り拓いていくことが、2018年を過ごしやすくするのかもしれません。

 

愛と信頼と分かち合いを胸に抱いて、変わりゆく時代の波にジャンプする2018年の、新しいはじまりです。