【12感覚と12星座】触覚を通して世界にくつろぎ、味覚を通して世界をとりこむ | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

12感覚と12星座の、蟹座の聴覚と山羊座の平衡感覚の相関関係について、先日紹介させていただきました。

 

【12感覚と12星座】聴覚を使って心の声に耳を傾ける

http://ameblo.jp/light-side/entry-12284331819.html

 

 

今日は天秤座のお話です。

 

実は天秤座の感覚について、2年前に書いたことがあります。

 

【12感覚と12星座】触覚が信頼を育てる-天秤座-

http://ameblo.jp/light-side/entry-11979895595.html

 

このままシリーズ化して書こうと思いつつ、放置していたわけですが、ここにあるように、天秤座の司る感覚は触覚です。

 

 

触覚はわたしたちが外の世界、そして他者とのつながりを感じるための感覚で、外側にあるなにかと出会い、触れ合うことで、ひとつに溶け合って安心するものです。

 

特に幼児期の子どもにとって、触覚はとても大切な感覚。

 

お母さんのおなかの中にいたとき、世界と自分はひとつだったのに、産まれた途端に世界と自分は分離してしまいます。

 

広い世界に放り出されて、途方もなく、自分が小さな存在である心細さを感じるときに、包みこんでくれるのが触覚です。

 

子ども時代にたくさん抱っこされたり、頭や身体を撫でられたり、家族や友達と手をつないだり、土や木や石や虫や野菜に触れたり、大地をごろごろと転げまわったり、といった体験がたくさんあればあるほど、わたしたちの内側では「この世界と、そこにいる人たちは安心だ」という思いが育まれていきます。

 

しかし、それらが足りていないと、どうも世界に安心して寛ぐことができず、初めて会う他者に対して警戒してしまう、ということが起こるかもしれません。

 

 

大人になったいまでも、そういった不安感があるときは、触覚を強化することで、それらの感情をカバーできる可能性があります。

 

たとえば初めての場所で、初対面の人と会うときは、ストールで身体を包みこむと、センシティブな感受性がすこし和らぐかもしれません。

 

日頃から土を触って植物を育てたり、粘土をこねて陶芸をしたり、温泉やプールで水と戯れる感覚を楽しんだり、自分の身体を毎日ていねいにマッサージしたり、眠るときに毛布にぎゅうぎゅうに巻きついたりすると、すこしずつ触覚が鍛えられていくでしょう。

 

対人関係が苦手だったけれど、エステやマッサージなど人に触れる仕事をはじめたら苦手ではなくなった、とおっしゃる方は、けっこう多いです。

 

対人関係が苦手だと、人に触れられるのも、近い距離にいるのもあまり得意ではない…ということが起こりやすいですね。まさに触覚は、わたしたちと他者を結ぶ感覚です。

 

天秤座は自分と外の世界とのちょうど良いバランスを取る星座ですが、世界に対して安心することで、そこに心地よい調和点を見出すことができるのでしょう。

 

 

セックスレスと触覚と天秤座は深い関係があるようです。

 

パートナーとの合意でセックスレスの場合はまあ良しとして、たまにあるケースとしては、どちらか一方がセックスレスで、どちらか一方が望んでいても受け入れてもらえず、没交渉となるパターンですね。

 

そういったときに人が取る選択肢はいくつかあると思うのですが、受け入れてもらえず、しかもとても真面目な性格でパートナー以外と浮気するなど考えられないという場合、過食に走ることがあります。

 

もちろん全員ではありませんが、ときどき無自覚のうちに、食べる量がどんどん増えてしまう…ということが起こるのですね。

 

 

食べる、という行為は味覚と関係していて、これは魚座の感覚にあたります。

 

わたしたちは食べたものを身体の一部として取り込んでいきますが、これは世界をそのまま受容するという行為であり、食べたものによって、身体も性格も変わっていきます。

 

本来、食というのは「いま必要なものが何で、どれだけ食べるのか」見極めて摂り入れる必要があるのですが、飽食の時代の現在「味覚は堕落した感覚」だとシュタイナーは述べていました。

 

食べ物がこれだけたくさんの種類があると、必要なものよりも、欲求によってとらわれやすく、また満腹を感じても、もったいない、あと少し…と、多く摂る傾向があるというわけです。

 

 

魚座は12星座の最後のサインで、あらゆる問題を受容して、呑みこむことで解決していく働きがあります。

 

なにか見たくない、受け入れたくない現実があったとしても、それに抵抗するのではなく、どうにかして受け入れようとしたとき、わたしたちは食に走る傾向があり、食べ物を必要以上にどんどん摂ることで、受け入れ難い現実までも受け容れようとするのかもしれません。

 

なにかを食べると、わたしたちは世界を自分のなかに摂り込んで、一体となった安心感が起こります。

 

しかし、その安心は束の間のもので、摂り込んだ先から消化されてしまうため、「安心」をどんどんとりこまなければ、不安ばかりが大きくなってしまうのでしょう。

 

そんなときに誰かにぎゅっと抱きしめてもらえれば、全身包みこむように頭のてっぺんから足の先まで、やさしく撫でてもらえれば、わたしたちはお母さんのおなかにいた頃のように、深い安心を得られるのかもしれません。

 

わたしたちの身体の内側ではさまざまな体感覚が相互に関わっていて、それらのひとつひとつを満たすことで、トータルにバランスのとれた自分が育まれていくのでしょう。

 

 

 

内なる霊的成長を体験する12星座と12感覚★大阪

http://ameblo.jp/light-side/entry-12276727292.html