2017双子座新月★軽やかにつかんで、静かに座る | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2017年5月26日04:44に双子座の新月ですふたご座

 

火と風のエレメントに7つの惑星が集まって、スピーディーに物事がめまぐるしく展開し、時代が動いていくときです。

 

太陽・月・火星と共に、上昇宮までも双子座から立ち昇る今回の新月は、わたしたちの知的好奇心がおおいに刺激されて、活性化するタイミング。

 

好奇心とスピード、フットワークの軽さが双子座の信条です。

 

 

12星座の始まりである牡羊座は、まだ方向性が定まっていないけれど、とにかく何か始めたくてたまらない、やる気に満ちたエネルギーがあふれた状態で。

 

それを2番目の牡牛座が、肉体と環境のなかに閉じ込めて、実現可能で快適な現実生活を創り出していきます。

 

3番目の双子座は、この牡牛座の定めた環境の持っている可能性を最大限に活かすべく、その最適な方法をバラエティ豊かに見つけ出し、増やしていくのが、その役割。

 

実際に行為をおこなうことよりも、多彩なアイデアを見つけ出すことが得意な星座です。

 

 

今回、新月となる太陽と月は双子座の4度にありますが、これは『自分自身やさまざまなことに対して、普段気づかずに見過ごしてしまっている死角から、新たな可能性やヒントを掘り起こして、知的な目醒めをうながす』という度数。

 

また上昇宮の位置する双子座は7度にあり『知的刺激を求める欲求がとめどなくあふれてくる』という度数で、いまにも動き出さんばかりの知的欲求に満ちています。

 

 

双子座を守護する水星マーキュリーは牡牛座にあって、いまの自分の生活や人生そのものを充実させるためのヒントやアイデアを求めている、といえるでしょう。

 

知的欲求がうずうずと動く時期ですが、いろいろと学び、ひらめいたアイデアがあれば、実際に試して自分に還元していく手ごたえが大切な時期です。

 

 

 

◆いまの自分にはできるかもしれない

 

2011年3月に天王星が牡羊座が入宮して以降、わたしたちの個性がどんどん際立ってきて、2014年12月に土星が射手座に入宮してからは、実際にその個性を活かして社会と関わっていくことに主題が移ってきています。

 

自分の能力を最大限に発揮しながら、自由に活躍できる居場所を社会のなかに見つけることが、射手座の土星のテーマといえるでしょう。

 

今年は後半になると木星が蠍座に、土星が山羊座に移動します。

 

すると現在とは雰囲気がガラリと変わって、軽やかにいろいろと試していくムードから、しっかりと集中して結果を出すことが求められるようになるでしょう。

 

もうすでにその兆候が現れつつありますが、そのためにもここ数か月のあいだに、しっかりと自分の立ち位置を定めておくと良さそうです。

 

 

いまはこれまでやってきたことをブラッシュアップしながら、その能力がもっとも発揮できる社会的ポジションを見つけ出す時期。

 

今回の新月図において、天王星が牡羊座の26度にありますが、これは本当に望んでいる自分の人生を復活させるタイミングです。

 

社会の枠にそぐわないからと、大人だから、社会人だから、非常識だから、結婚したから、親だから、×歳だから、お金がないから、力がないからと、何かしらの言い訳をして諦めたことがあるなら、いまこそ、封印した箱を取り出して、その封を破るときです。

 

『そのとき』にはできなかったことが、いまの自分にはできるかもしれない。

 

その人生、その在り方を自分に与えてあげられるのは、自分のほかにはいません。

 

人生の目的を明らかにして、もしそこに全部のエネルギーと情熱をそそぐことができたら。

 

 

今回の新月はたくさん情報を集めて、学び、人生をより充実させることがテーマですが、その背景には、本当に望んでいるものを明らかにして、その自分にとってぴったりの立ち位置を創り出していくことがあります。

 

やがて土星が山羊座に入ると、それなりの実力を発揮して、功績を積み上げていくことになるでしょう。

 

どんなやり方が自分らしいのか、そのバリエーションをどれだけ増やすことができるのか、いまのうちにしっかりと明確にしておくとよいかもしれません。

 

 

 

◆静かな陰の時間を意識的に過ごす

 

知的刺激が活発になる双子座新月の時期ですが、発展のヒントを示す木星は天秤座の13度にあって『知的活動の休息』を示しています。

 

これは『瞑想すること』に通じるものがありますが、わたしたち現代人はいつも知性を使い続けているため、あらゆることを知性的にコントロールしようとする傾向があります。

 

 

しかし実際にわたしたちを構成しているものは占星術的にいうと身体(感覚)、感情、知性、魂(本質)であり、知性は肉体感覚のひとつのオプションです。

 

たまに瞑想することを通して、すべての活動…感覚、感情、思考をあえてストップ状態にすることで、それらが潜在意識下で包括的に統合されていくでしょう。

 

そうすることですべての機能がよりイキイキと働きだします。

 

パソコンのデフラグ作業と似ているところがあるかもしれませんが、すべての活動を意識的に止めて、ただ観照することで、自動的にあるべきものがあるべきようにおさまり、健全に機能するようになるのでしょう。

 

めまぐるしく時代が移り変わり、知的活動が活発になるときだからこそ、外の世界とのつながりを遮断して、静かな陰の時間を意識的に過ごすことが、大切なカギとなるのかもしれません。