2017牡羊座新月★世界でもっとも心地よいところ | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2017年3月28日11:57に牡羊座の新月ですおひつじ座

 

太陽と月、水星、金星、天王星が牡羊座に集まるステリウム(大会合)の新月。

 

考えるよりも先に動く『do it』が牡羊座の信条です。

 

牡羊座が象徴するものは、生成されたばかりの純度の高い、まだどこへ向かっていくのか、何のために使われるのか定かではないエネルギー。

 

それを自分をより豊かに、力を与えてくれそうなものに向けて、瞬発的に動いていきます。

 

純粋なる自己強化のために、あらゆる可能性に立ち向かっていくエネルギー。

 

 

ガンガンと耳元で力強いウェイクアップ・コールが鳴り響いています。

 

ガソリンは満タンで、エンジンは全開。

 

さあ、この情熱をどこへ向けて昇華させましょうか?

 

 

 

◆純度の高いエネルギーで個性を開花させる

 

牡羊座は、生まれ持った自分の個性を強化して花開かせることを純粋な目的として、世界を探求する星座。

 

人間は、購入したばかりのまっさらなPCのような土台に、さまざまな体験や学習をインストールすることで、多彩にカスタマイズされて、成長していきます。

 

取り込んだソフトによって、まったく異なる仕様となるように、わたしたちの体験がさまざまな個性を構築するのでしょう。

 

自分をもっと多彩でパワフルに充実させるために、未知の体験に飛びこんでいく牡羊座。

 

知性と感情と感覚が刺激されるほど、わたしたちの可能性は豊かに花ひらいていきます。

 

 

新しい体験に飛びこむために、アンテナをしっかりと立てておきたいものです。

 

いまの自分にぴったりの、可能性を引き出してくれるヒントや情報や予兆を見逃さないように。

 

でも、もし、それらをキャッチするだけのスペースがなければどうなるのでしょう?

 

いくらわかりやすいヒントや情報がやってきたとしても、動くことができません。

 

それらをキャッチするためにはハートを空にしておく必要があるのでしょう。

 

ハートの中が怒りや不安や緊張や恐れで塞がっていたら、新しいヒントを受け取る余地がありません。

 

新しい流れに飛びこむ前に、しっかりとハートを浄化して、スペースを確保することから始めましょう。

 

 

いつもハートに寄り添い、その囁きに耳を傾けるということ。

 

今回の新月は蟹座の上昇宮から始まります。

 

蟹座は聴覚を司る星座ですが、それはさまざまな感情の背後にある本音…心が発する本当の音色を聴き取る感覚です。

 

ハートが奏でている音をしっかり聴くことで、わたしたちはいま、この瞬間に自分が本当に感じていること、欲しているものを理解できるでしょう。

 

そして何を欲しているのかがわかれば、牡羊座の純度の高いエネルギーが世界にそれを求め始めます。

 

求めれば、それは得られることとなり、そうやって得たもので自分を力強くエンパワメントしながら、世界をより豊かにすること……それが今回の牡羊座新月のテーマです。

 

 

 

◆際立った個性を自由に放ち、共存する

 

自分から働きかけることによって、世界と関係性に変容をもたらす時期です。

 

『理想の世界』は、どこかにあるわけではなくて。

 

いまここで、この瞬間に、自分から働きかけることで、立ち昇るもの。

 

エネルギーを自分を成長させるものに向けながら、過ごしている部屋の隅々にまで美意識をめぐらせて、無駄なく、心地よく、暮らすこと。

 

ハートに寄り添って、そこから奏でられる音色をまわりの人に伝え、また相手の心の音も受け取り、そこにハーモニーを創造すること。

 

いまここで粛々と自分を生きながら、家を、土地を、社会を、まわりの人々との関係を、心地よい調和に導き続けることで、世界が変わります。

 

 

【いつもわたしのいるところが、世界でもっとも心地のよいところ】

 

 

心地よく過ごしていると、わたしたちは自然と多くのひらめきを受け取って、さまざまな活動へとエネルギーが向けられていくようになるでしょう。

 

どんどん使い勝手の良い【自分】がカスタマイズされていき、そして他の誰とも異なるオリジナルの個性がますます花ひらいていきます。

 

 

あの人ができることを、わたしはできないかもしれない。

 

だけど、あの人にできないことを、わたしはできるかもしれない。

 

 

他者に自己を投影するのではなく、その個性を尊重して、共存すること……これは人間の意識のなかで、もっとも育てることがむずかしい感覚です。

 

わたしたちはつい身近な人に自分を投影して、比べてしまったり、コントロールしたくなったりしてしまうもの。

 

あるいは、それを不快に思い、常に一定の距離を保ちながら他者とつきあう場合もあるでしょう。

 

そばにいながらも、各々の個性が際立ち、自由に表現しながらも、ひとつのフレームの中で共存すること……これが牡羊座のめざす最終的な個人の在り様です。

 

 

多種多様なわたしたちが他を排除するのではなく、遠慮するのでもなく、それぞれが自分を花ひらかせながら共存する、ひとつの社会を、世界を、惑星を創り上げる。

 

そんな花畑のような、海の底のような、銀河のような在り様を理想としながら、いまここからそれを始めていく……。

 

理想を夢見て、思い描いたそばから、それを実行に移していく、とてもパワフルでファンタスティックな牡羊座ステリウムの新月です。