2016射手座新月☆ある方向へ進みながら、あらゆる道にひらいておく | ***Walk on the light side

***Walk on the light side

銀河に煌く星たちのように

2016年11月29日21:18に射手座の新月ですいて座

 

 

スーパームーンを超えて、限りない可能性のなかへ飛びこんでいく射手座の季節。

 

太陽・月・水星・土星と四つの星が射手座に揃い、わたしたちがもっと自由で軽やかに羽ばたいていくことをうながしています。

 

『わたしたちはなんでも選べるのだ』という当たり前のことを思い出すとき。

 

自分を信頼して、見果てぬ可能性に意識をおくことで、わたしたちはいつだって自由で自分らしくいることができるでしょうニコニコ

 

 

 

◆自分自身にチューニングを合わせる

 

『自分らしくありたい』という欲求があふれてくるときです。

 

それはわたしたちの本質が持っている欲求のひとつ。

 

花が生まれた種をそのままに開花させるように、わたしたちは『ありのままの自分自身であること』を願っているのでしょう。

 

しかし、それが数多の経験を経て『正しくなければいけない』『キチンとしなければいけない』と学んでいき、いつしか『ありのままの自分』であることをいけないように感じたり、素のままにふるまうことが難しくなったりするのかもしれません。

 

あるルールや規範に従ったら、確かにそうしたほうがいいかもしれないけれど。

 

だけれども、そこだけに意識を向けていると、その枠組みのなかで自分をカスタマイズしてしまいます。

 

枠組みを広げるために、別のルールや規範に目を向けること。

 

ここでの常識が別のところでは非常識かもしれないし、ここでの当たり前が別のところでは異なる意味を持っているかもしれない。

 

『常識』を作り出している枠組みから視野を広げることで、常識の枠を作り替えることができるときです。

 

 

あるいは、逆にもっと自分自身にグッと近づいて『本当にそうかな?』『本当にいまのわたしはそれを感じ、そうしたいと願っているのかな?』と、もっとしっかりと感じてみると。

 

『なにかに囚われている自分』に気づくかもしれません。

 

 

『自分以外のなにか』ではなく『自分自身であること』にチューニングを合わせて、そこにある欲求や思いをストレートに表現してみること。

 

それを表現すればするほど、内側に秘めているクリエイティブが目醒めてくるでしょう。

 

 

 

◆ある方向へ進みながら、あらゆる道にひらいておく

 

新しい可能性が次々と芽生え始めるときです。

 

『自分はこう』と思いこんでいたところに、他にもっと異なる可能性があることに気づいていくでしょう。

 

急になにかを変えたくなったり、始めたくなったりするかもしれません。

 

人間関係にも変動が起こるかもしれません。

 

それは突然に心変わりをするというより、もともと持っていたけれど隠れていた資質や使ってこなかったオプションの選択があったことを思い出したり、気づいたりして起こること。

 

 

射手座という星座は遥かに広い世界に意識をおくことで、精神を解放する質があります。

 

有限の世界から、無限の可能性へ。

 

なにかに行き詰まったとき、世界の奥深さや宇宙の広がり、生命の可能性や、時間の始まりと終わりといったところに意識をおくことで、それを超える可能性が出てくるかもしれません。

 

 

閉じている道から、ひらかれた道へ。

 

ひとつの選択から、逆側にあるたくさんの分岐へ。

 

緊張している背後の、くつろいでいるところへ。

 

より広く、ひらいたところに身をおくことで、わたしたちはいつも軽やかで自由に選び、進むことができるのでしょう。

 

 

射手座は【運動感覚】を司っています。

 

ありとあらゆる動作は運動感覚と関係していて、スポーツも、料理も、歩くことも、字を書くことも、踊ることも、運転することも、仕事することも運動感覚を使っています。

 

そしてあらゆる動作には必ずなにをするのか、明確な目的があるでしょう。

 

なにをするのか。どこへ行くのか。

 

そのとき、わたしたちは設定した目的という未来へ向かって進んでいきます。

 

わたしが駅へ向かうとき、駅がわたしに近づいてくる。

 

運動は力を加えると、相対する反対側から同じだけの力が働きかけてきます。

 

わたしが求めて動くと、それが向こうからやって来る。

 

 

この運動感覚を鍛えると、それは未来からやって来る流れを読み解く力となるでしょう。

 

動いた先になにが起こるのか、なにがやって来るのか。

 

これをキャッチするには、思考を柔軟にひらいている必要があります。

 

『絶対にこうしたい』『こうでなければいけない』という思いにとらわれていると、そこには何も入りこむ余地がありません。

 

ある方向へ進みながらも、あらゆる道にひらいておくことで、やって来るものを柔軟に受け止めて、自在に変遷しながら進んでいくことができます。

 

『この道を進まないと危険だ』

 

『わたしにはこれしかない』

 

そんな風に思いこむほうが、よっぽど危険かもしれません。

 

 

方向性を定めて進みながらも、その時々でやって来るものを受け容れて、変化する。

 

なにかにしがみつこうとする緊張を手放して、プロセスを信頼し、軽やかであること。

 

自分をくつろぎの中において、ゆるやかに、楽しむこと。

 

息を大きく深く吸いこんで、内側にスペースを作り、その中心から人生の流れを眺めていましょう。

 

 

 

◆あらゆるものが共鳴しあう銀河

 

射手座はわたしたちに受容と楽観をもたらし、肩の力を抜いて、人生のプロセスを味わうことをうながしてくれます。

 

緊張しているところを弛緩させて、ゆるゆると柔軟であることを助けてくれます。

 

それでいながら、ピシッと矢を構えて、なにが来てもすばやく狙い定めて突き進むことを教えてくれます。

 

膠着した事態に他の可能性があることに気づかせてくれます。

 

思考を忙しく働かせている自分と全体とを客観的に俯瞰する視野を広げてくれます。

 

わたしがひとりではなく、広い世界と宇宙の一部であることを思い出させてくれます。

 

そしてその全体は有機的につながり、あらゆるものが共鳴し合って、個々がつながり合っている銀河。

 

 

わたしの身体を創り上げているすべてのものは、宇宙で生まれたものでできている。

 

そんなに当たり前の深淵さと、いまひとたび、邂逅する夜。

 

銀河の中心へ進みゆく、射手座新月の夜です。