
太陽が黄道の1周を終える最終地の黄経359度の新月。
日本では見えませんが、北極海のあたりでは日食が起こる
タイミングでもあります。
新しい黄道周期の12星座の旅を始めるために、一度ここで
不要なものは手放していく……。
本当に大切な本質的な種だけを抱えて旅立つときです

天秤座の上昇宮で始まる新月図です
天秤座は他者と自分とのあいだに信頼の橋をかけて関係の
なかで『自分が何者か』を知るサイン。
触覚が信頼を育てる-天秤座
http://ameblo.jp/light-side/entry-11979895595.html
わたしたちは他者に触れることによってしか自分の本質を
知ることができず、しかし、それであるがゆえにそこには
さまざまな投影が起こります。
自分の心のなかにある複雑な感情を近しい関係に投影する
ため、わたしたちの関係性はいつもパワーや回避や感情の
駆け引きに悩まさせれることになり「もう、うんざり」と
匙を投げ出してしまうことも少なくないでしょう。
しかしその他者とのあいだに吹き荒れるさまざまな感情を
超えたところにこそ、自分の資質のすべてがありますよ、
と、新月図は伝えています。
もしかすると2015年の1~3月のあいだにもう終わったと
思っていた過去の体験の感情が甦ったり、過去のパターンを
誰かとのあいだで追体験のように感じたりすることがあった
かも知れません。
うんざりするぐらい誰かを遠ざけたくなったり、自分自身の
見たくない側面をまざまざと再体験させられたりすることも
あったかも知れません。
それは、そのうんざりする感情と同化しきらずにいることで
自分のなにがそうさせているのか気づかせるためのレッスン
でした。
自分のなかの不安や依存心や自己尊重の低さや自信のなさや
コントロール欲求が、数々の投影と不快さを関係性のなかに
引き起こします。
わたしたちはそれらを扱いづらく、もう、捨ててしまおうと
何度も思ったものですが、それはうまくいきませんでした。
魚座29度=黄経359度の新月は、それらをすべて飲みこんで
良いものも悪いものも一緒くたに生まれたときのまっさらな
状態に戻していきます。
さまざまな経験をする以前のわたしたちは、ただの可能性と
資質のかたまりでした。
さまざまな体験は自分に目醒め、才能を拓くためのプロセス。
扱いづらく、切り捨ててしまおうと思っていたものに異なる
角度から光を当て、自分のなかの資質として甦らせることが
できるときです。
そのためのヒントもまた、他者との関係のなかから、もたら
されるかも知れません。
さまざまな問題が解決するときですが、根本からのしくみを
変えることがポイントです。
ダイエットするよりも、食生活をそのものを変えるように。
考え方を変えることでパターンが変わり、人生がより充実し
効率的になっていくでしょう。
また、とても直感が高まっていて他者の言わんとすることの
本質を敏感に察する時期でもあります。
さまざまなヒントをもらうことで、潜在力が目醒め、眠って
いた資質がむっくりと起き始めるかも知れません。
身体も生まれ変わる時期なので、封印していたところ、酷使
しすぎていたところの調子が崩れることもあるでしょう。
他者との関係が良いことも悪いことも含めて、わたしたちに
気づきをもたらし、がんじがらめの闇から解き放つ。
切り捨てようと思っていたものに新しい道が拓かれ、それに
よって、わたしの潜在力が目醒め、闇のなかにうずくまって
いた小さな生物たちがもぞもぞと静かに動き始める。
時がきました。
それぞれのなすべきことを実行するときです。
生まれてくる前、この激動の時代の変わり目に降り立ったら
『これを成し遂げよう』と決めてきた魂の約束をそれぞれが
果たすときです。
それぞれの道を行きましょう。
大丈夫。
わたしたちは宇宙のなかでおたがいに共鳴している生命存在
ですから、個々でありながら、いつもひとつです。
わたしたちはいま、再誕生するのでしょう。