2014冬至 ☆ 深く見るほどに『わたし』が目を醒ます | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

12月22日08:03に冬至です

2014年の冬至は、同日に新月が起こる19年7か月に一度の
とても珍しい『朔旦冬至』

しかし、それだけではなく今年は春分・夏至・秋分・冬至の
四季図において1ハウスに冥王星が入るという日本にとって
とても特別な1年
です。


また冬至は半年前の夏至の星のめぐりと呼応しますが、双方
ともキーワードはやはり冥王星です星

2014夏至 ☆ 残酷な真実を冥王星の鍵で拓く
http://ameblo.jp/light-side/entry-11879335677.html


占星術の世界では1年の始まりのは春分。
冬至からの3か月はしめくくりの周期となります。

1年でもっとも夜の深くて長い冬至。
それはわたしたちの内側に眠っている力を呼び醒ますための
漆黒の時間です。


もっとも夜の闇が深くなる冬至は、普段見ることができない
もの、隠されているもの、自分の本性、物事の本質などを、
『見る』ことのできるタイミングです。


無自覚に繰り返してしまうパターン、止めることのできない
衝動、他者に対して反射的に抱く感情、内側からとめどなく
あふれてくる怒りや反発心……。

それらは内側の深くに閉ざされている感情に由来しています。

内なる欲求、隠している欲望、内在的な怖れや不安……。

普段制御しているつもりの『それら』がふとした瞬間に飛び
出してきては、自分の理性を超えていくことがしばしばある
でしょう。


この冬至からの三ヶ月は、そんな自分の内側からあふれ出す
深い感情や扱いづらい衝動を理解するレッスンの時間です。


わたしたちが自分の内なる衝動や闇を『見て、気づいている』
ほどに、わたしたちは自分を再構築する機会を得られます。

内なる欲望や衝動を野放しにすることは、人生において制御
不能な支配関係を呼び起こすでしょう。


内側からドロドロした思いがあふれてくる繊細な時期です。

その不快さから目を背けるのではなく、正体を見極めそこに
あることをゆるし、しかし同化しないこと。



わたしたちが日常のなかに意識的であればあるほど、そして
そのなかにおける関係性や日々の作業に対して、しっかりと
気づき続けていくことで、価値観や考えが変わることがある
でしょう。

これは、わたしたちが深く進化して、潜在力を目醒めさせる
とても大きなチャンスです



2012年10月から蠍座に滞在していた土星がまもなく動いて
いきますが土星と冥王星がわたしたちに『自分自身と世界の
闇』を徹底的に見る機会を与えてくれていました。

土星は29,5年後に蠍座に戻ってきますが、その時は冥王星と
いまほど強く共鳴を起こしません。


自分の内側からあふれる不快な重さと、そして外側の世界に
反射的に見てしまう感情の重さに気づいていましょう。


その重たく沈むような感情が自分のなかにあることを認める
ことで潜在能力が目醒め、わたしたちは深く進化するのです
星


わたしたちは何か悪いことが起こるとその因果関係を探そう
とすることがたびたびあります。

あのとき自分が誤り、悪いことをしたから、それが起こった
のだと思うこともあるかも知れません。

しかし、本当にそうでしょうか。

冬至の星の配置は、わたしたちが在るべきして在るだけで、
それ以上でも、それ以下でもないと告げています。


罪悪感、羞恥心といった条件付けや、役割の肩書きを外して
生まれてくる前の因果の存在しないシンプルさに戻る
星


人々を結びつけているさまざまな世界観や社会性や倫理観、
信念体系、宗教観、政治思想、文化などによって、無意識に
属している世界の在り方と同化していることに気づくこと。

自分の行動様式やパターンや反射となっている思考や感情の
ひとつひとつに意識的になることによって、世界はまったく
新しい様相をなし、退屈だったはずの日常が新鮮な気づきを
もたらす最大の機会となるでしょう。


だからいま、深くて長い闇の夜に、しっかりと目を開いて。

外の世界になにを見ても、自分の心からなにが出てきても、
そこに在るものを、ただ在るがままに深くジッと見つめる。



冥王星の力。
すべてのものの真実を見通す洞察力。


それに支配され、衝動にコントロールされるのか、あるいは
自分の内なる大きな力を解放するのか、選択のときです。