本当の自分が望んでいることを
阻むものは、なんでしょうか。
生まれた星図を読むと、その人の
人生が望むことが、アバウトに
描いてあります。
学ぶ喜び、つながる喜び、
創る喜び、冒険する喜び…。
したいこと、好きなことを聴くと、
みんな、答えてくれます。
では、それを人生の中心に据えて
みては?と提案してみるのですが、
それはむずかしいという人と、
そうできたらいいですねと笑って
流す人と、一握りの「そうします」と
いって、動きはじめる人がいます。
その人の人生なのだから、どのように
一生を過ごそうと自由なのだけれども
わたしのしている占星術という、
ただ生きるだけの人生において無為の
勉強にお金と時間を費やそうと思う
人は、少なからず、自分が何者か
知りたいという探求者ではないかと
思うのです。
自分の望みを、人生の中心に据えない
理由は「それでは食べていけない」とか
「怖い」とか「好きなことだけをしていては
いけない気がする」とか、尋ねてみると
いろいろあるのですが、その塊の
ように心に横たわるそれは、その人の
敵ではなく、防衛本能なのでしょう。
野生の動物が習慣を変えることが
ないように、餌がなくならない限り
餌場を変えないように、ある環境から
離れては生きていけないように、
環境と本能的な習性に依存しながら
生きながらえていくのが動物の
本能だとしたら。
人だけが、環境を変えても、習慣を
変えても生きていくことができるの
でしょう。
生まれた土地を離れて、新しい土地に
住み、そこでの食、習性、言葉に
馴染むことができる。
これはまさに、蠍座の質ですね。
生まれた水を離れて
新しい水に交わっていく力。
自分の質を、異なる質に
統合していく力。
だとすると、わたしたちが古い
慣習から離れ、新しいものの中心に
飛び込んでいくのに必要なのは、
勇気ではなく、愛、ですね(^-^)
愛がわたしたちの心の扉を開け放ち、
新しいものへ飛びこむように
誘うのかも知れません。
蠍座土星時代、海王星も水のサインに
あって、出し惜しみせず愛することが
新しい自分の可能性をひらく時期かも
知れないと思います。
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