今後のエネルギーについての考えを
ポイントとしています。
脱原発
クリーンなエネルギーへシフトする
ということを震災事故以降
初めて本気で考えています。
原子力の安全神話を
信じていたわけではないけれど
深く関心を持っていなかったことが
悔やまれます。
今回の地震で多くの方が犠牲になって
津波で家や家族や土地を失った方も
大勢いらっしゃいます。
しかし原発被害は
天災ではありません。
事故による強制的な退避です。
家を失い
土地を失うということは
占星術でいう第4ハウスの喪失です。
人の生存本能は
承認欲求より所属欲求のほうが高い
といわれます。
個人が何者であっても
属している場所、土地、家、家族、仲間
そういったものがなくては
「生きていく意味がない」と感じます。
もうすでに絶望してみずから命を絶った
農家の方もいらっしゃいます。
そういう意味で原発の事故は
人の生きる希望そのものを
強制的に奪う
深い絶望の人災です。
現在
福島第一原発の30km圏外へ退避。
(海外諸国では80km圏外へ退避)
そして汚染は数十年続きます。
わたしはこの事実を前にして
遅まきながら初めて
原発は不要だと本気で思い至りました。
脱原発
クリーンなエネルギーへシフトする
というのが理想ですが
しかし電力不足の続くなか
現在稼動している原発を一斉に止めて
という理想論だけでは
うまくいかないとも思っています。
そこでいろいろな意見を読んでいましたが
こちらの方の話がわかりやすかったです。
広くわかりあうための原発論とは?
賛成派と反対派の壁を越えて
http://plaza.rakuten.co.jp/saijotakeo0725/diary/201103270000/
こちらの内容を簡単にまとめますと…
原発推進派VS反原発派の対立は
「どちらが正しいか」では決着がつきません。
しかし安全神話が崩れた現在
「壊れても大丈夫なもの」を
作る必要があります。
だからといって
原発をすぐに止めることの
デメリットもあります。
経済発展が不利になる
ということもありますが
2003年フランスにおける猛暑の死者数が
1万5千人弱に至ったことなど考慮すると
夏の節電を強調することで熱中症など
人の健康被害があってはいけません。
そこでポイントを
「原発を止める・止めない」ではなく
「原発をなくしても問題が生じないように
するにはどうすればよいか」として考えます。
そのために必要なのは次の三点。
1)どれだけの電力が必要か現状を把握
2)経済を停滞させないための節電方法の開発
3)原発に代わる代替えエネルギーの充足
1)に関しては田中優さんの話にもありましたが
日本の電力ピークは
「夏場の30度を超える平日の午後2-3時」
とのことです。
この時間だけ産業用の電気料金を10倍にして
電力消費量を減らさせるorピークをずらさせる
というやり方を提唱されていました。
すでに諸外国が実行しています。
また、原発に代わる代替えエネルギーとしては
こちらの「洋上浮体風力発電」をはじめとして
さまざまな発電システムが開発されています。

こんなにあった!すごい発電方法
http://matome.naver.jp/odai/2130136818861937201
しかし、これまでは送電線を電力会社が
所有していたため
他の誰かがクリーンなエネルギーを作っても
それを送ることができませんでした。
そこで今回発生した原発事故の損害賠償の
担保として、東京電力が持っている送電線を
取りあげてしまい、道路のように誰でも自由に
使えるようにしてしまおう
というのが田中優さんの案です。
そうすることで
さまざまな方法で作ったエネルギーを
利用できるようになり
供給される側が原発がいい人は原発
太陽光がいい人は太陽光
と自由に選べるようになっていきます。
実際にヨーロッパなどではこの方式で
さまざまな会社が電力を供給しているとのこと。
田中優×小林武史 緊急会議
「今だからこそできる話がある」
http://www.eco-reso.jp/feature/love_checkenergy/20110318_4983.php
そんなことを踏まえつつの週末の選挙戦
候補者のエネルギー政策と合わせて
考えたいと思います。
参考サイトはこちらです。
候補者のエネルギー政策を知りたい有権者の会
http://energy-policy.net/
電力総連の候補者さんたち
http://i.min.us/ik9LzU.pdf
反原発のオンライン署名もどうぞ。
STOP! 浜岡原発
http://stophamaokanuclearpp.com/
オンライン署名「枝野さん、安全な電気がほしいです」
http://www.greenpeace.org/japan/ja/form/edano3/