359度 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

現在、水星と天王星が魚座29度を進行中で
まもなく水星が牡羊座に抜けます。
天王星は12日に。
さ来週の春分に、太陽も牡羊座へ。

そして牡羊座に多くの星が集まる
牡羊座ステリウムが始まりますが
その前の最後の通過儀礼が魚座29度

あらゆることが明確だった水瓶座に引き換え
あらゆることが輪郭を失っていくのが魚座
です。

新しい牡羊座として再誕生するために
魂だけを残して
いらないものをはぎ落としていく魚座の時期は
古い感情が浮かび上がってきたり
忘れていた傷跡が疼いたりするのですが
それは牡羊座へ至る産道を通り抜ける際の
産みの苦しみのようなものかも知れません。


牡羊座という新しい魂を産み出すために
魚座は一度、生まれてきたところへ
戻らなくてはなりません。

わたしたちが生まれてくる前
すべてとひとつだったように
分離してしまった心と頭と身体と魂とが
またひとつに戻っていきます。


***Walk on the light side

魚座29度
すなわち、360度で作られる12宮の最後の度数
359度のサビアン・ワードは

A Majestic Rock Formation Resembling
A Face Is Idealized By A Boy Who Takes
It As His Ideal Of Greatness,
And As He Grows Up,
Begins To Look Like It.


人の顔のように見える巨大な岩が
少年にとって偉大なる理想の姿であり
彼は成長するにしたがい
その岩の面影に似るようになる



思い描いていた夢のような、空想のような
理想の姿があって、
それに近づこうとすることで
自分自身も空想の一部になっていく。

魚座の最後でわたしたちは世界のなかに
溶けこんでいくけれど
そのワンネスの海から
新しい牡羊座が生まれるのだとしたら
いま、魚座29度で夢を打ち上げる前に
いらなくなった感情をキレイに手放すことが
牡羊座でスッキリと再誕生するコツなのかも
知れないなあ、なんて思うのでした。