チームの一員としては初めて、クラブチームの練習に参加してきた。
長い長いオフ明け初日だったし、天気がおかしかったしで大して練習できなかったけど、
久しぶりにラクロスできるというのは、人とスポーツができるというのは、
楽しかった。
トレーニングも何もサボりまくってたのが自分自身ではっきり感じられて、
気を引き締める思いだった。
もはや自転車に乗ることのように体に染みついてたはずのクロスワークだけど、
キャッチに違和感を感じて、そこは得意分野のつもりだっただけに、ちょっとショックだった。
…ま、あんだけ毎日練習してたのに、しなくても変わんないじゃんなんてことならそれはそれで悲しすぎるので、良かったかな。
今日初めて知ったんだけど、今年クラブチームは、良くてエキシビ参加らしい。
勝ちあがるということはなく、もちろん優勝もない。
…私、一体何を目標に頑張ればいいんだろ。
私には今年一年しかない。
今更東北地区をどうにかしようなんて…思わない。
学連からも外された。チームからも追い出された。
排他的で、閉鎖的な地区。
人と違う意見は排除することしかできない、縦社会、権力が全ての、理不尽で、つまらない世界。
チームのために地区のために、全力で活動してたって、必死になったって、排斥されただけだった。
私がこの地区にかける理由はもうない…。
本当は、宮城県の教員採用試験も受けようと思ってた。
仙台に残る選択肢も残してた。
ここでラクロスに携わりながら教師をやることも考えてた。
だけどもう…私がここにこだわる理由は、ない…。
私は何のために今年ラクロスをやるんだろ。
ただ、ラクロスというスポーツを、趣味で楽しむために、ラクロスして遊ぶために、
大変な迷惑をかけてまでチームに入れてもらったんだろうか。
私は消えるしかないんだ…。
過去を断ち切るには、東北地区のラクロス界から消えるしかないんだ。
だけど、だから、最後の一年だけ、
本当は、自分の代だった、本当は、やっと、やっと光を浴びれるはずだった今年だけ、
やりきらせてもらおうと思ったんだ…。
四地区がなくなる。全国への道がなくなる。
…しょうがないじゃないか。それは閉鎖的なこの地区の、望み通りの結果じゃないか。
本気の人間を、切り捨てたのはこの地区じゃないか…。
今年だけやれればいいんだ。今年だけ思いっきり。
自己中で構わない。私はもう、自分のことしか考えない。
リーグ戦に出させてほしい…。