今日お世話になったおじさんは学校の先生だった。
現場が大事だって話を聞かせてくれた。
すごくそう思う。
現場を知らずに何か決めようなんてそんなものは所詮机上の空論でしかない。
実際に津波の被害に遭った場所に行けて、
そこに住んでいた人の生の話が聞けて、
たくさんの出会いや笑顔をもらえて、
こんなすごい経験をさせてもらえてることが、本当にありがたい。
ただ暇で、力を持て余してて、ただ何か“やること”を求めてるだけっていう、ろくでもない理由の参加なのに、
大したことしてないのに、
すごく感謝してもらえる。
きっと私には、こうゆう選択肢もある。
残された1年間、このままこうして活動していく、これをメインに生活していく、
そんな選択肢もある。
時間的には、十分かもしれない。
この活動に参加して、セミナーやって、教採受けて、バイト行って、
十分充実してるのかもしれない。
(むしろホントはもっと勉強しなきゃいけないんだと思う。笑)
…でもやっぱり、どんなに予定を詰めても、ぽっかり空いた穴は埋まらない。
たぶんそんなこととっくに気づいてた。
部活がない分バイト増やして、いっぱい遊んで、新しいことにもいろいろトライして、
それでも代わりにはならない。
部活の代わりになるものなんてない。
そりゃぁだってさ、
部活やるために教師になりたいんです!
って言ってる人から、
今までの人生の半分くらいは部活に費やしてきたような人から、
部活とっちゃったら、何が残るんだろうな(笑)
…ってゆうことに気づけた、それだけでも収穫だって、思わなきゃいけないんだろうけどさ。
部活っていうのは、生活を充実させる手段の一つだ。いやたぶんもしかしたら、一つでしかない、と言うべきかもしれない。
でも、生徒が最も多くの時間、というか人が学生である間最も過ごす場所は学校で、
学校の中で1番時間をかける活動は、1番長く関わる組織は、部活で、
だからそれは、なんてゆうかすごく手っ取り早くて、わかりやすい手段だ。
生活を充実させられるということは、多くのものを得られるということだ。
たぶん、私が22年間で得た多くのものは、部活にある。
学校は、学ぶ場所って書く。
生徒にはたくさんのことを学んでほしい。得てほしい。
いろんなものを見てほしい。感じてほしい。考えてほしい。
学ぶことの楽しさを知ってほしい。
人生なんて、一生勉強なんだから。
何かに夢中になるのって、すごく楽しいことだ。
苦楽を共にする仲間ってかけがえのないものだ。
仲間と一緒にひとつのものを作り上げるって、一緒に笑うって、
たぶん人生で一番楽しいことだ。
私はそれを、ひとりでも多くの生徒に感じてもらいたい。
そのために、生徒と一緒に夢中になって部活をやりたい。
夢を与えられるような先生になりたい。
情熱を持った先生になりたい。
うちのチーム、って言っちゃいけないんだけど(笑)、は、明日から練習再開らしい。
せっかく気持ちが安定してきたとこだったのに、またしんどい毎日が始まる。
何をしてたって、心はグラウンドに置き去りになったままだけど、
そんな自分を叱るように、
明日もまた、前を見て笑って頑張る人達に会いに行く。