山の朝。
とにかく寒い。
朝の勤行のために本堂へ向かう途中
正面玄関の前を通るのだが
なんと全開。
どおりで寒いわけだ。
声明と本堂の説明が一通り終わった後
外国の方向けに英語の説明が行われた。
やっぱりあの外国人さん日本語NGだったんだ
と思いながら部屋へ引き返す。
今日で帰るので荷物をまとめて事務所へ行って清算。
事務所の中にはこたつがあった。
やっぱり寒いもんなぁ。。。
寒い。ものすごく寒い。
この日の朝は氷点下だった。
雪がちらついてる。。。。。
紅葉に雪とはなんとも風情があるが
めちゃくちゃ寒い。
地元の方の話では例年初雪は12月25日ころ。
ずいぶん昔に紅葉に雪が積もったことあったとかなかったとか。
山の天気は変わりやすいというが
この日は身にしみて感じた。
朝は晴天の中で突然の雪。
雪が止んで晴れてきたと思うと突然曇って雨になりまた晴れる。
そんな妙な天気の中、最終日は金剛峰寺と大伽藍を見物。
朝早いせいもあるのか平日のせいだからなのか
人が少なく至極快適だ。
金剛峰寺で石庭を造っているところを見た。
あの石の畝は専用の道具を使って造るもののようだ。
外国人観光客も興味ありげに熱心に眺めていた。
高野山は世界遺産に登録されている。
大門、大伽藍、金剛峰寺、奥の院などがそれだ。
ゆえに外国人客も多い。
大伽藍では不思議な思いがした。
大小さまざまな建物があるのだが
ぴかぴかに新しいものから今にも倒れそうなもの
今まさに建設中のものと建物の年代がばらばらで
見た目に統一感がないのだ。
この寺が生きていることの証であるのかもしれないが
奥の院参道のお墓といい遺産というにはあまりにも活動的な場所だ。
高野山にはおよそ4000人の人が暮らしているそうだ。
お寺関係にどの程度の人口が割かれてるのかわからないが
街中にはおしゃれなカフェもあるし
それでいて突然世界遺産があるのだから面白い。
京都のような博物館としての洗練されたよさはない。
奈良のように過ぎ去った日々を懐かしむ素朴な鄙ぶりがあるわけでもない。
高野山は今この瞬間を楽しむ場所のように思える。
1200年の歴史の中に今を感じながら歩く。それが高野山のよさだと感じる。
それにしてもまさか氷点下になるなんて思いもせずに出てきたのだから
寒くて仕方がない。
昼ごはんにたべたかけうどんの暖かさが身に沁みた。
次に来たとき高野山はどんな今を見せてくれるのだろう。




