ボールゲームのポイントは強度。高い強度でプレイする習慣化が日本とヨーロッパのトレーニングの違い。
最近ハンガリーのハンドボールリーグでプレイされている銘苅淳選手のブログを読むようになりました。その中の記事ですがヨーロッパの練習は高強度(高速で動く)で短時間で終わる。日本は最初高強度でそこから強度が低下して長時間続く(高強度の時間はヨーロッパの方が長い)。というような記事を書かれています。
※注: 今回の記事で私は長時間の練習を否定する意図はありません。状況(スキルレベルや年代・環境etc)によってやるべきことは違いますし、身につけてほしいことが沢山あってそれをやってもらうために練習が長時間になってしまう事もあります...。
最近、接触がある球技の某中学生チームの試合を久々に見たんです。
そしたら以前よりも細くなっているような気が...(身長が伸びたのも相まって)。
そして動きの速度も成長期にあるはずなのにほとんど変わっていないような気がしました(もちろん競技中全て全速力でいく必要は無いしコントロールしていたという可能性もありますが、それにしたって...と思うくらいでした)。
私の中で色々想像していく中で、彼らは持久力をつけるために長距離ジョギングを多く取り入れて、なおかつ練習が長時間になり全体的に高強度の練習にならず、低強度の練習に「なってしまい」スピードも上がらずに、エネルギー(カロリー)も沢山消費してしまい、細いままになってしまっているのかな?と勝手に想像しました。
その後、周りの人に状況を聞いたらやはりそんな話が多く聞こえてきました。
多くの接触がある球技において大事なのは高強度(高速)の運動をどれくらい繰り返すことが出来るか?が大切になると思います。
もちろん長時間のものもメリットがありますが高強度の運動を繰り返す能力を向上させるためには高強度の練習を沢山繰り返す事の方が身につきやすいと思います。
スピードを上げたければ基本的に高速度で練習するべきだと思います。
一方で低強度の運動を繰り返す事で低強度の運動を繰り返す能力が身につきやすいと思いませんか?その結果、選手はやせ細ってしまいスピードは増加しないという結果になるのでは?
しかし高強度の練習にもデメリットがあり、体に入ってくる衝撃が大きいため一発で大きな怪我をする可能性が大きくなりますし、それが積み重なったら慢性傷害になりやすいかもしれません。高速度はバランスを崩しやすいためにそれで怪我をしやすいかもしれません。
良く選手からは怪我する怖さで思いっきり突っ込めない、コーチからも選手の体が出来ておらずそういう練習が怖くてまだ出来ない。との話も聞きます。
そういった事から練習の強度が下がってしまい、強度を上げたいのに結果として低強度・長時間の練習になってしまっているのかもしれません。
S&Cプログラムを実施した人に感想を聞くと、今まで怖くて飛び込めなかったけど全速力で飛び込んでも怖くなくなった、前よりも体が安定しているのでスピードを上げれるようになった。練習後の足裏・膝・腰の痛みが明らかに軽くなったからもっと練習をやりたくなった。なんて感想がもらえます。
S&Cプログラムを実施すると体が丈夫になって怪我をしにくくなりますし、動ける速度も上がるので練習をより高強度でやりやすい状態にすることが出来ます。つまり練習の質が上がりやすいという事です。そしてその結果としてコーチ・選手も安心して高強度の練習を組み込んで、その競技における高強度の運動を繰り返す事が出来るようになると思います。
このブログとその中学生チームを見て、もっともっとS&Cプログラムを多くの人にやってもらいたいなぁ。そのために頑張らなきゃと感じた出来事でした。