竹中大工道具館での学び | 薪ストーブのある暮らしリアル設置現場ブログ|(有)野口木材店

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山陰(島根・鳥取・大山・米子・松江・出雲・出雲・大田他)を中心に薪ストーブのある暮らし提案・施工・メンテをしている(有)野口木材店代表の公式ブログです。現場のリアルな設置事例~木材のあれこれなど公開中 自社ショールームも予約対応にて体感頂いています(^^♪

 

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さて 先日●工務店さんの研修旅行に参加

京都駅前にある『竹中大工道具館』に伺う事ができました。

私は2回目になりますが 場所も変わり ロケーション・便利性

のよい所へ移転してから初の見学になりした。

 

答えは『今は便利になっている』

    『そして 物を 大切にする心を学べた』

 

を痛感しました。

基本電機・レッカーのない時代に 平安 鎌倉 江戸時代に

大型木造建築物をどのように建設してきたか??

さまざまな疑問がここの施設に詰まっていると思います。

 

まずは 鋼のない時代に立木をきるに使用したのが『石』

30cm 楢の原木を伐採するのに 約900回 90分掛かり

現代人が実験していました。

いまなら チェーンソウで 5分も かからないでしょう・・・

そして 鉄の時代になり始めて 斧ができ そこから

斧 のこぎり かんな などなど 木材を加工できる道具が

爆発的に飛躍しました。

しかし 現代からみたら 機械化された設備を操作していますので

とっても時間がかかる作業を職人は丁寧に 時間をかけて

されている事がよくわかります。

とくに 鴨居の2本溝をつくる工程ビデオを確認しましたが

今の20-30倍手間をかけていることがわかります。

そこには いまは使用しないさまざまな『道具』が開発されています。

その発想力にはすごい学びがあり なかったらつくればいい!

の発想力 実行力 技術力を感じざる得ませんでした。

これをつくる道具の一部

 

2本の溝をつくる工程

そして 大鋸で製材する道具

いまでは 飾り物で見ることになっています。

 

神社他の屋根の収め実物

名称です

お寺にはよく出てくる名称です

 

職人さんの手書きの明細書

 

製材の木取りの方法

挽く 先人はこれで ひたすら挽いていたわけです

 

屋外風景 新緑きれいです

初の 楢?のデッキ材 注入品でしょうか?

珍しいです

 

そして 全国のプロが来るためでしょうか

木材の加工シ口加工精度 造作仕上げが

超制度いいです。

プロの職人の技が感じられました。