赤い木は強し RED Wood  | 薪ストーブのある暮らしリアル設置現場ブログ|(有)野口木材店

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山陰(島根・鳥取・大山・米子・松江・出雲・出雲・大田他)を中心に薪ストーブのある暮らし提案・施工・メンテをしている(有)野口木材店代表の公式ブログです。現場のリアルな設置事例~木材のあれこれなど公開中 自社ショールームも予約対応にて体感頂いています(^^♪

赤身の木は強し!

この話を下記してみます。

 

 

まずは これを見て頂きたい

 

垂木が掛かっているのが 桁

直行するのが 梁です。

 

ここで 梁がどの様に使用されているか?

 

木裏が外に向いて使用されている 

こちらの住宅は 築7-80年ものらしいですが

この梁 くさることなく しっかり加重をささえている

木裏 = 赤身が多い

赤身が古い組織で木の周辺の方にある新しい細胞はまだ活きていますが、毎年外側に新しい細胞ができてくるとやがて死んでいきます。化石化すると表現しましょう。

化石化した 部分は色が変色して 赤色 または 赤黒になる

この部分を先人の方々は よく理解して 腐らないってしって

わざわざ 外部面わざと使って 結果 家を長持ちさせようと 使っていきました。

時代は過ぎ 建築状況も変化する中 最近は 認識も変わってきた

見えるところは 節の少ない 綺麗な部分を見えるところに使う・・・

 

少し 分かり難いが これが 見えるところに 節の少ない

部分をみせる 木組方法になっている

設計 施工サイドも 多様化する時代だけど

どっちが 建築主の為なのかを しっかり考えた

木組をすることが 木を活かした先人の知恵を

忘れてはいけないと 木材のプロとしては

活かしてほしい。

 

1Fの縁桁も考え方は同様なぜ

元口を外部面に見せるか??

(元口=根っこに近い部分)

=赤身の多い部分をみせて 長持ちさせる為・・・

色々考えてきたが この考えがやっと腹に落ちた

今日この頃です。