浦島太郎の番組がやっていた。
浦島太郎は、浦島子という実在の人物で中国との交易をしていた身分の高い人でやがて神となった、という話だったが、とても面白い話だった。

だいぶ昔、ボクが何かの本で読んだのは、もっとSFじみたものだった。
亀というのは、実は宇宙船であり、それに乗って浦島太郎は宇宙へと旅立った。何億光年か判らぬ程遠くの星に辿り着きそこが異星人の未来都市があり、その都市こそまさに天国のような竜宮城だった。しかし、光速で進むと時間か遅く進むという相対性理論の通り、浦島太郎は地球の時間より遅く時間が過ぎてしまい、地球ではその間にずいぶん月日が経ち、村に戻ってくるとそこは見知らぬ土地。ずいぶん未来に時が進んでいたのだ。
それに落胆して身も心も年寄りになってしまった、というもの。
チャールトン・ヘストンが演じた初代猿の惑星のエンディングのようなことだった、のだという話。これもロマンがあって面白い。