先週はカナダ人のご家族(祖母・母・娘の三世代)がいらしていたので、六本木ヒルズや居酒屋、カラオケなどにご案内しました。日本を訪れる外人さんの案内役およびアテンドするサービスを、NPO助く ex チェンジで提供したいと考えているのですが・・・。英語が話せて気が利いて、訪問者のご要望(何処に行きたいか、何に関心があるか、歩ける時間その他の制約)を組み入れてご希望に沿ったスケジュールを立てるとなると・・・。

今回は素敵なご家族とご一緒させて頂き、私も楽しい時間を過ごせたのですが、これを有償のサービスにすると・・・???料金設定や、どうやって双方が満足できるか、課題も多々ありますね・・・。地下鉄は便利で乗りやすいけど、スイカのチャージ方法がわからなかったなど、外国人訪問客の貴重なご意見を頂きました。

ところで先週、ベビーシッターに預けられた2歳の男の子が死亡するという痛ましい事件がありました。ネットで探した託児所に預ける母親がどうだのという意見もあるようですが、お子さんを亡くして最も悲しんでいる母親だけを責めるのは違和感を覚えます・・・。お子さんを預けなければならない事情があっただろうし、もっと高い料金を払えば他の保育所も探せたでしょうが・・・。やはり我が国の子育てインフラの未整備が主因と考えざるを得ません・・・。

偶然にも、先週ご一緒したカナダ人のお祖母様は、里親(Foster Parent)として身寄りのない子供をご自宅で一時的に預り、延べ100人以上(!)を育てられたそうです。養子縁組や施設などの落ち着き先が決まるまで、預かる期間は短い子で数週間、長ければ数年に及び、年齢も新生児から10代まで様々だったそうです。公的助成金もあったそうですが、それだけの子供たちを自宅に預かるのは責任も労力も、並大抵のことではありません・・・。親になる人がいて、費用が助成されるのも、「子供は社会全体で育てるもの」という意識の上に成り立つシステムでしょう・・・。


その娘さんで、アメ
リカで3人の子育てをされたお母様は、お子さんを預ける時は登録している近所のベビーシッターに頼んだそうです。地域には事前訪問など様々な審査を受け、研修を終えたベビーシッターの登録制度があり、シッターさんのお宅を親が抜き打ちで訪問したり、要望も言えるので、信頼できるシッターさんに安心して預けられたそうです。シッターさんのお人柄は勿論、自宅に事前訪問して場所の安全性やシッターさんのご家族等の状況も確認する必要性を改めて考えました。

外国人ビジターのアテンドにしても、ベビーシッターさんにしても、利用者に経済力があればサービスの対価として料金を払えるでしょうが、経済的理由で子供を預けて働かなければならないシングル・ペアレンツ、身寄りのない子供たちを助けるための費用を誰が負担するかは切実な問題です・・・。助く ex チェンジは、やってもらえれば助かるサービスとお助け人を結びつける、有料の人助け仕事の取引所となるNPO法人ですが、料金を自腹で払える利用者だけに限定すると、本当に困っている人へのサービス提供は出来ないかもしれません・・・。

より柔軟な働き方、埋もれたままの潜在労働力を後押しするために、人助け仕事を有償にすることは有効だと確信していますが、料金を払う余裕がない方々のお困りごとにも対応し、尚且つ、お助け人の収入にもなる仕組みを作りたい、と心から願っています(またしても宣伝みたいなオチですみません・・・)。

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浦和レッズのサポーターが「JAPANESE ONLY」という横断幕を貼った問題、サッカーに全く無知な私ですが、浦和育ちなので、サッカーがどれだけ地元の人々に敬愛されているかを知っているだけに残念です・・・。

一部のサポーターの、ほんの悪ふざけで大意はないと想像されますが、日本における人種問題への意識が低さが露呈しました。だから一罰百戒の面もあるでしょう。東京オリンピック開催も決まり、日本を訪れる外国人も益々増える中、人種的な差別ととられるリスクは避けなければなりません。


最も深刻な問題は、「何が、どうして悪いのか」を、本当に認識していないことではないでしょうか。グローバルな時代とはいえ、日本は「ほぼ」単一民族「ほぼ」単一言語ですから、良くも悪くも異人種との関わりに慣れていません。だから普段の生活の中でも、何気のない言動が差別的と受け取らかねないことがよくあります。

私も私的な飲み会などで「アメリカだったら大変なことになる!訴えられる!」とひゃっとする場面に遭遇したことが何度かあります。それが、当の本人に差別的という感覚もなく、それゆえ何がいけないか、自覚がないのです。たいていの場合、外国人も日本に長く暮らしていれば分かってくれてるので救われますが・・・。


日本人のナイーブさ(以前も書いたように、Naiveの意味は年齢不相応の世間知らず、無知・無邪気)は、人種差別に関する意識だけではありません。

「どうして結婚しないの?」「もういい年だから、○○しないと・・・」「彼氏(あるいは彼女)いないの?」といった、日常的に何気なく言われていることでも、「余計なお世話」と相手に不快感を与える場合があるので控えるべきと認識する必要があります。
人にはそれぞれ価値観があり、考え方も違うのですから、自分が「当たり前」と思っていても他の人には「当たり前」でないのです。自分の物差しで人を見て「こうあるべき」とするから差別的だったり、失礼な言動が生じるのです。


Edxというオンライン講座(MOOC)では自由に発言することが奨励されていますが、「いろんな人がいるので、敬意を保って下さい(keep your tone respectable)とガイダンスがあります。日本人のnaiveさは敬意の欠如ではないでしょうが、やはりあらゆる場面でもっと慎重になるべきでしょう・・・(自戒を込めて・・・)。


また外国人はじめ、様々なバックグラウンドの人と接することで、多様性を本当に理解し、こうした意識の改善につながります。ですから当社は当社スタッフはじめお客様たちにとっても有益な職務経験になることを願い、様々な国から来たグローバル人材を積極的に登用し、育成に努めて参ります(またしても宣伝みたいなオチですみません・・・・)。

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シェアーズカフェ・オンラインに記事を書きました。ご一読頂ければ幸いです。

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