噂のリケ女シリーズ、ってわけではありませんが、先週はこの人がテレビのニュースを賑わしていましたねぇ・・・。

「STAP細胞はあります」「200回以上、成功した」との発言を聞いて、私はちょっと前の猪瀬氏の借用書会見を思い出しました。猪瀬氏が、始めは「無い」と言っていた借用書を何日か後に記者会見で提示しましたが、「こんな見え透いた嘘、誰が信じるのォ・・・???」と思ったのは私だけではないでしょう・・・おそらく・・・。

科学に関して全く無知な私でさえ、200回も実験に成功したんだったら、論文作成にあたり画像を見やすくするために手を加える必要なんてないはず、と思います。そもそも論文の不備が悪意のない間違いであったとしても、ちゃんと実験結果に裏付けられたものにしてはあまりお粗末かと・・・。

日本の大学受験ではちょっとした間違いが合否を左右するので、難関である早稲田の理工学部に一般受験で入れるくらいなら、「悪意のない、うっかりミス」をこれほど多く冒すとは思えません。だから、もしかしたら学力不問の帰国子女枠で入ったのかと思いきや、小保方女史はAO入試だったそうです。おまけに奨学金も受けていたそうで・・・。東大の秋入学と同じで、多角的な入試選考基準など欧米のシステムをむやみに取り入れるのも善し悪しですねぇ・・・。


それはともかく、もし、早稲田に入るのも博士号を取るのも、ハーバードや理研に入るのも「女性だから」だったとしたら、残念です・・・。今の時代は昔のように「これだから女はダメだ」とはならないでしょうが・・・。女性だから、と上げ底は違うので、小保方氏の「女子力」に惑わされず(?)、然るべく厳正な処分が望まれます。

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噂のリケ女・・・は、渦中の割烹着博士ではなく、GM社長のメアリー・バーラ(Mary Barra)女史。元祖リケジョとも呼べる女性エンジニアの草分け的存在で、5年生の時に数学が大好きになり、応用数学に興味を持って大学では機械工学を学び、お父様がPontacというGMと関係の深い自動車会社に勤務していたことから自動車会社への就職は自然の成り行きだったそうです。

大手自動車メーカーで初の女性CEOと注目されていますが、母校の卒業式でのスピーチ やFotune Magazineのインタビューを聞いていると、彼女が「女性だから」とは誰も言わないだろうし、そんな問題をとっくに超越しているなぁ、と思います。 アメリカの企業はずっと以前から管理職への女性やマイノリティ人種登用に数値目標(いわゆるクオータ制)を設けているので、バーラ女史もGMの奨学金(GM Fellowship)を受けスタンフォード大学でMBAを修得するなど、キャリアの早い段階で「女性だから」という配慮を受けたと推察されます(あくまで私の想像です・・・アメリカではクオータや数値目標を設定していても、誰が女性枠だのマイノリティ枠だのなどとは公表しませんし、そんな必要もありません)。

有能で、仕事に一生懸命に取り組んで私情を挟まず、体制に従順であることが会社員として重要な能力ですから、彼女は正にその勤勉さとコミットメントで重用され、昇進して来たのだと思います。「女性だから」チャンスが与えられ、それ応えて成長し、実績を上げた好例でしょう。


CEO就任早々リコール問題に揺れるGMの代表として公聴会に呼ばれ、証言する姿は、とても真摯で誠意が感じられ、私ごときが評するのもはなはだ僭越ですが実に見事でした。とかくアメリカでは主張した者勝ちと言うか、強い口調で話さなければ言い分を聞いてもらえないと思われがちですが、大企業で上り詰める人はやはり、押しが強いだけではダメでしょう・・・。


GMの経営再建中、バーラ女史は人事部門にいて、服装規定(ドレスコード)を緩和したそうです。GMにはそれまで就業規則の中にドレスコードに関する記述が10ページもあったのですが、
大企業にありがちな雁字搦めの詳細な規則を緩め、各自の役職・役割に応じて自主性に委ねることにしたそうです。それにより社員は、破たん後の会社組織の変化を肌身で感じたのではないでしょうか。

キャリアの早い段階で責任あるポジションに就き、実務経験を積むのが重要なのは、女性に限ったことではありません。日本でもメガバンクや証券大手が相次いで女性役員を誕生させるなど、ようやく女性活用を制度化する動き(アメリカではAffirmative Action、日本ではPositive Action:ポジティブ・アクション)が出てきました。最初は「女性だから」でも、その後押しを受けて実力を付け、実績を示す女性が今後、益々増えることが期待されます。

バーラ女史は控えめで昇進などを会社に要求したことがなく
、生え抜きでトップに上り詰め「仕事に全力を傾けていれば、転職について考える必要なんてないし、給料だって自然に上がって行くものよと言っています。ですが、このご時世、一生懸命勤めていれば「給料が自然に上がって行く」企業がどれだけあるでしょうか??? 現にGMも一度は経営破綻し、経営陣の報酬カット、工場閉鎖などのリストラを行い、多くの社員(正確な人数はわかりませんが)が解雇されています。バーラ女史のキャリアがスタートした30年以上もの昔とは状況が変わっているのです。

経済が成長過程にある時代に、企業も経済発展と共に拡大・成長して行けるのであれば、一度入社した会社でずっと頑張って、昇進や昇給が見込めますが、低成長しか見込めず、変化の激しい時代には、会社にしがみつくこと自体がリスクなので、会社が無くなったり、放出される事態を想定してポータブル・スキルを身に着ける必要があります。


誰でも常に転職を意識するのは重要であり、労働市場の流動性上昇と人材のグローバル化は今後、一段と進むと予想されますので、当社も皆さんのキャリア形成のお役に立ちたいと考えています(いつもながら宣伝みたいなオチですみません・・・)。

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新卒採用の際、一部の大手企業が大学での学業成績を重視し始めたそうです。アメリカでは昔から、大企業に入るために重視されるのはコネと成績(GPA: Grade Point Average)と言われていますが、アメリカの大学は入試選考基準が勉強だけでなく、大学も多種多様なので、出身大学だけでは学力判定が難しいことが背景でしょう。

 かつて日本では偏差値序列に応じた出身大学が学力指標の参考になったのですが、少子化の上に大学数とその定員増加、はたまたアドミッション・オフィス(AO入試)導入により、かつての偏差値序列の威力が薄れ、大学卒とか出身大学名で学力の判定が難しくなっているので、これまであまり「見ない」と思われて来た成績も「見る」ようになったのは時代の変化に即しているのでしょう。


また企業側も、楽勝科目でAを稼ぐような小賢しい学生
を評価するとは思えないので、体制に従順で忍耐強い、努力家タイプの学生を採りたいんだろうなぁ、と私は想像します・・・。学業成績は、学力もさることながら与えられた課題にどれだけの労力を費やせるか、勤勉さや真面目さといった「性格」を伺い知ることが出来ます。だから学校での成績は、何をどれだけ勉強したか以外に、与えられた課題に全力投球し、何でも一生懸命やる人材を見分けるための資料ではないでしょうか。当たり前ですが、成績重視と謳う企業でもそれだけで決めるわけはなく、あくまで総合判断の材料の一部でしょうから、それを補って余りあるものがあればいいわけで・・・。

また、面接は私服でOKという会社が議論を呼び、「学生を混乱させる」とか、「就職活動で社会の不条理を経験させる」などという意見もあるようですが・・・。就活は社会へのほんの入り口であり、大半の学生にとって初めて物語の連続なので混乱が生じるのは致し方なく、どんな社会にも不条理は付き物なので、それを乗り越えてこそ、ではないでしょうか・・・。

新卒に限らず、どんな選考基準で何を重視するか、どんなタイプの人材を好んで採用するかは企業の自由裁量だし、採用試験を受ける側も能力や人柄は様々なので、自分を評価してくれる会社に出会うために試行錯誤するしかないのです。


当社は成績不問(なんたって社長が成績不振者ですから・・・)、面接はカジュアルでもリクルートスーツでもどっちでもOKですので、どしどしご応募下さいませ(またしても宣伝みたいなオチですみません・・・)。

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