今日(11/5)は「世界津波の日」。
これは、和歌山県広川町で1854年(安政元年)11月5日に
発生した大津波の際に、濱口梧陵が村人の命を救い、
後の復興に尽力した「稲むらの火」の逸話に由来しています。
これにちなんで開催されたウォークとミュージカルのうち、
11/4の熊野古道万葉ウォークin紀伊路
「濱口梧陵と醤油のルーツをたずねて歩く」に参加してきました。
JR湯浅駅に集合。
旧駅舎がリニューアルされて、
おしゃれな売店と食堂になっていました。
湯浅町内では、
深専寺:門前に県指定有形文化財の
「大地震津なみ心え之記(大地震津波心得の記)」の石碑があります。
甚風呂:銭湯跡で、歴史民俗資料館になっています。
角長さんの資料館。
角長さんでは、解説とビデオもあり、
醬油づくりをより深く理解することができました。
広川町へと歩いて、
八代将軍となった徳川吉宗の出世に貢献した(?)大黒天を祀っている養源寺。
扉のところに葵のご紋がある~。
東濱口家から寄付を受けた庭園の「東濱口公園」には、
津波の高さを示す標があります。
稲むらの火の館には、
近代的な建物の、津波に関する「津波防災教育センター」と、
濱口梧陵の生家を展示館にした「濱口梧陵記念館」があります。
3D津波映像シアターでは、津波の恐ろしさと、
備えの大切さを改めて感じました。
障害者割引で介助者1人含め入場料半額です。
ガイドの方の案内で広村堤防を歩きます。
開口部の「赤門」には、「津波・高波時は道路閉鎖します」の看板があり、
いつでも起こりうることなんだなぁと実感しました。
向こうが海側です。
波の力を利用して閉まるように、外開きになっているそうです。
広村堤防は、濱口梧陵が村の安全と、村人の雇用のために
私財を投入して建設した堤防で、
長さ600m以上、根幅20m、高さ5mです。
アメリカから取り寄せたマツが
ずら~~~っと植えられています。
このマツは、高野山の三鈷の松のように葉が3本で、長く、
マツボックリが大きくて、
ウロコみたいな部分の先にトゲがあります。
耐久中学校の中にある、耐久社、濱口梧陵の銅像を見て、
安政の大津波の時に避難した、廣八幡宮に向かいました。
廣八幡宮は、今も町民の心のよりどころになっているようです。
ナギの実を見つけました。
こんなキレイなまん丸になるの、フシギです~。
9:00にスタートして16:00前に湯浅駅に戻ってきました。
途中、お醤油やら金山寺味噌、お菓子を買いました。
みかんも安かったのですが、荷物が重くなるので諦めました。
和歌山のおみやげって重いものがおおいなぁ・・・。
約2万歩。
かなりエネルギー消費したかな?と思ったのですが、
夕食に、予約して朝取りに行っておいた
ひとりじめ狸本舗(有田川町熊井)のたぬき巻き1本と
きつねうどんをペロリとたいらげてしまったので、
体重は-200gだけでした・・・。
たぬき巻き、すんごいボリュームに見えますが、
ご飯が少ないので、1本いけます。
あ、写真は6切れですが、1切れ食べた後です。
ホントは7切れあります。
防災意識を高められ、
久しぶりの気持ちのいい疲れを感じられた、
有意義な一日でした。