4:00ごろ目が覚め、そこからは、寝たり覚めたり。
昨日、お隣に入った年の近そうな方=Kさんは、
6:00に起きると、窓のカーテンを開けてくれた。
おかげで明るくて気持ちいい。
高齢の方は、動けないのか、
看護師さんが開けてくれるまで締め切ったままなので・・・。
あるいは、開けるとまぶしいとか・・・。
手術までに大きい方、出しときたいなぁ。
横になってると出ないかなと思って、
デイルームまで歩いて行って、
オーシャンビューの景色を立ったまま眺めてた。
・・・少し成果あり、でした。
7:30 検温、血圧、SpO2測って、着替え、ドーニョー、点滴。
夫も待機のために来てくれた。
さぁ、手術室へ。ベッドのまま行きます。
やっぱりこの道中がイヤやなぁ。
4月の検査は、2Fの血管造影室やったけど、
今回は4Fの中央手術部。
このエリアへの入口で、
「お名前と生年月日を言ってください。」
「今日は何の手術ですか?」
と聞かれます。
何の? 一瞬頭が真っ白になりかけるのですが、
「S-ICDを植込みます。」と答えます。
リストバンドのチェックもするし、
私が誰で何の手術は確認できるけど、
たくさんある手術室のどこに連れていくかは
どうやって確認するのかなぁ・・・と思っていました。
後日気がついたのですが、
ベッドに、名前と手術室の番号が書かれた紙が貼られていました。
最近手術室が増えて19室になったと、
連れて行ってくれる看護師さんが教えてくれました。
私は19番のお部屋でした。
検査の時と同じような幅のせま~い手術台に移ります。
手術台の上には、通販で買った物が送られてくるときに
段ボール箱の中にはいっているような、
空気でふくらました四角がつながっているようなやつで、
表面が薄いブルーの不織布みたいなのが敷かれていて、
ほんわ~とあったかいです。
そのふわふわの上に横になります。
右腕は、血圧計を巻いてカラダの脇に。
左腕は、ヨコに伸ばすので、腕を置くアタッチメントを取り付けていました。
手術が始まるまでに、
布をかけたり、レントゲンの機械の位置を確かめたり、
切る位置や、S-ICD本体やリードを入れる位置をマーキングしたりしています。
ちらっと見えたのですが、マーキングするのは普通のマジックみたいです。
「なんにでもよく書ける」って書いてるやつでした。
ちょっと恐いなぁ~、でもなんかいろいろおもしろいな~、
と思ってるうちに準備完了。
最後に胸にペタ~となんか貼った?ような感触があったのですが、
何だったんでしょう?
執刀医さんが登場したようです。
ここまでたくさんの方がそれぞれの仕事をしてくれているのですが、
メガネかけてないし、やっぱり、誰が誰だかわからない・・・。
私にもマスクとキャップをつけてくれました。
左側に医師G、右側に医師Bです。
(声でわかりました。
あ、その前に自己紹介みたいのあったっけ?)
医師G「麻酔ちょっとチクッとしますよ~」
乳房のすぐ下のあたりからチクチク・・・。
医師G「これ痛いですか~?」
たぶん、一番大きいところを切ってる。
いいえ~。
す~~っとなでるような感触はあるけれど、
痛くはなかった。
そのあと、なんどかそこをふきふきするような感触が
あったんだけど、あれって出てきた血をぬぐってた?
鎮静剤を適宜使ってるんでしょうね。
最初っから最後までず~~~っと覚えてる、なんてことはなく、
途切れ途切れ。
本体を入れるポケットを作っているのか、
既に本体を押し込んでるのか、
やったらギューギューやってたのは覚えてる。
痛くはなかった。
3cmくらいのを2カ所切ることになってて、
そのうちの一つだったのか、
ツーと切られてるような感触があり、
痛いです~~~。
縫ってるような感触も少し覚えてる。
「ナイロン糸(し)、くださ~い」
ナイロンなんや、ナイロンやったら溶けへんのやなぁ。
最後に心室細動を起こして、S-ICDがきちんとそれを
感知し、電気ショックを与えられるかチェックするって、
言うてたけど、もうしたんかな?
縫ってもてからチェックして、
あかんかったらまた開けんのかなぁ。
いややなぁ。
「終わりましたよ~。」を聞いたけど、
ぼや~~~っとしていて、ねむい~~~。
結局、それくらいしか覚えてないから、
かなりの部分、眠らしてくれたんやね。
胸をなにかで締めているのか、きつくて息をするのがしんどかった。
11:00ごろお部屋に戻ってきた。