たとえ病がなくても、病のことを心配すれば、病があるのと同じだ。

運命が良くても、悪い運命のことを考えてりゃ、運命が悪いのとおなじだ。

すべてが心の置きどころだ。

心を苦しめたくなければ、時にふれ折にふれて、心に天の声を聞かせろ。

声なき声のあるところこそ、ほんとうの心のやすらぎの場所だ。

たまには心を休ませてやれ。

すると本然の力が命の中に働きだす。


「人間の生命の本来は、空である」

「心が空になった時、人間はいちばん強くなる」