"DEAR" 大切な貴方へ | TAK-Zオフィシャルブログ「lifetime memory」Powered by Ameba

"DEAR" 大切な貴方へ

久々のブログ更新となりました。



日を跨ぐと、新曲がiTunes、レコチョクより配信開始されます。



その曲のタイトルは、"DEAR"



以前ブログにも書きましたが、あ、その時はまだ誰とのコンビかは発表してなかったかな?



446君とのコンビ曲です。



自分にとって、とても大切な曲、いや人生の宝物、財産になったので今日はブログで少しエピソードを綴りたいと思います。




この話をもらったのが昨年秋の話。

446君バースデーバッシュに呼ばれていて、その楽屋での会話からはじまりました。
 

「TAK-Z、コンビやろよ! めっちゃあったかいやつ! 前のこともあるしよ、もう俺どんなんやりたいかイメージあんねん」


実はSCORPION時代にも446君と一曲コンビを書いていました。
今作とは真逆の、イケイケダンスホールのトラックで。

完成してたのですがタイミングでリリースされぬまま眠っていて。


だから446君はそのこともずっと気にかけてくれていたみたいで、今回は打って変わってスロウテンポのミディアムをオファーしてくれました。




2015年年末、そろそろ進めようということでOffice446の方々と、446君で毎週会うようになりました。


打ち合わせをして、スタジオに入りプリプロ(本録りに向けての練習録りみたいなもの)を重ねる。

プリプロが終わればいつもスタジオ近くの王将でご飯を食べて、この曲をどう羽ばたかせていくか、楽しい未来の話をたくさんして解散、という日々でした。


最初は446君、歌のグルーヴのイメージが全然掴めなかったみたいで、「なんかちゃうねんなぁ。もっかい家帰って一から考えてみるわ!」と何度も何度も作っては崩し、作っては崩しを繰り返していました。

「TAK-Z、俺のパートも俺っぽく、仮で入れてよ!笑」

と446君のバースも自分が歌って仮録りをしたりもしました。

マネージャーの方に聞くと、その仮録り録音のデモを毎日毎日聞いて、ぼくと別れてからもひとりでスタジオに入ってずっと練習していたそうです。



2月の頭、いよいよ曲が出来上がってきて、残す所ラスト3番のサビだけ、というところで

「もう次、本番でいけるな! 3番のサビだけ来週本録りの日に二人で考えて入れよよ! 来週のまたこの時間に! 俺もまた練習しとくわ!」と、来週の同じ時間、同じ場所で約束交わし、その日も王将でご飯食べて別れました。


その一週間、ぼくも本録りに向けて練習していて、446君も「毎日この曲しか聞いてへんわ!笑 でもよ、周りに聞かせたら "これやばいなー! Big Tuneやなぁ!" てみんな言ってんで! これ、もしかしていけんちゃん!?」と連絡をくれたり。

446君はあぁみえて、連絡ほんとマメにくれるんです。

何かある度、「ここの歌詞を変えました。」や「寒くなってきたし、身体に気をつけて。来週ライブ頑張って下さい」とか。

なんかたまに敬語やったり。^^




そして本録り前日。

本録りの前の日は大概早く寝るように心掛けてるのですが、その日はなぜか遅くまで眠れなくて、色々音楽聴いたり最終でプリプロ聞き直したりしていました。

すると夜中2時くらいに携帯が鳴り、

446君からのメール。


「TAK-Z、ごめんなさい。今日の本録り日にち変えれますか? 体調があまり良くありません、また連絡します。本当にごめんなさい。」


と。


もちろん僕は「わかりました、全然大丈夫ですよ、今はゆっくり休んで下さいね、またスタジオに日にち確認しておきます。お大事にして下さい」と返信。


446君の体調心配しながらも、そのまま僕も眠りにつきました。





それから数時間後、



別れの知らせは突然だった。



早朝すぎた、いやいきなりのことすぎて理解するのにはかなりの時間がかかった。




涙が止まらない。




とっさにシンゴ君に連絡した。
 


「おはようTAK-Z    朝早いな!




どうした?     何があった?」




自分、うまく喋れてない。   でも、シンゴ君は


「落ち着いて話してみ」と、いつものように言葉で優しく包んでくれた。



そしてすぐかけつけてくれて、夕方まで一緒にいてくれた。



ただただ、


信じられない。



でも今日は446君との約束の本録りの日。


シンゴ君と別れて、勝手に足が動き、向かった先はスタジオだった。



すぐさまボイシングルームへ。


その時思い出した。


「あ、3番のサビ、446君と今日一緒に考えて録音しようって言ってたんやった」


3番がなかった。




タイトル "DEAR"


殴り書きで、溢れるいまの気持ちを3番サビにぶつけた。

何も考えずそのときの感情で埋めた。




446君が僕と書きたいと言ってくれたコンセプトは "懺悔の歌"


謝りたいって。


今まで自分がしてきた過ち、傷つけたこと、泣かしちゃったこと、喧嘩したこと、裏切ったこと、赦せなかったこと

その全ての懺悔をこの歌に込めたいって。






旅立つ直前に色々話してくれた。



タイトルは絶対に "DEAR" がいいって。




それを聞いて、


1番は愛した女性、家族のこと。

2番は友達、仲間にむけて。




そして3番は






まさかこんな形で446君に手紙を書くことになるなんてね、





でも、


僕は約束した。



昔からずっと聞いていた憧れの大先輩であり、帰りを待っていた一人であるが、ずっと側で、ファミリーでやってきたわけではない。

昔の446君を知ってるかと言われると周りの皆より深くは知らないが、近くで居たこの数年間、特に濃かったこの数ヶ月で僕は "446" という一人の人間に惚れていた。



真っ直ぐで、不器用で、男らしくかっこよくて、見た目は怖いけど人一倍優しくて。




そんな446君との大事な曲、一生かけてでも大切に歌い続けていく。


一人でも多くの人に聞いてもらえるように。




あの日描いた、真っ直ぐ語ってくれた 夢 を、必ず実現させる。



この曲に託してくれたメッセージ、命を持って教えてくれた「生きるっていうこと」



命の限り、響かせます。






446君と出会えたこと。


446君通じて出会えた素晴らしい御家族の皆様、トラックを作ってくれた774君、ミックスしてくれた上山さん、録音してくれたROOKIE-K、Office446の皆様、RUDEBWOY FUNKの皆様、RISE UP FAMILY、MV作って頂いたKUROFIN君、過去の映像を提供して頂いた皆様。

全ての周りの方々にも心から感謝し、




ワンマン前夜、



本日0時を回れば




この曲をリリースさせて頂きます。

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聞いて下さい。




絶対に、何がなんでも聞いてほしい。


聞くだけじゃない、買って下さい。何度も何度も耳元だいじに聞いてほしい。



446君のパートは本録り前のまま。

でも、芯があって何より心があって、歌を聞かせた誰もが「446君やな」と言ってくれた、本人も気に入っていたテイク、それを形にしました。



心で感じて下さい。









あ、ワンマンにも歌いに来てくれるって言ってましたよね





一緒に、 歌いましょうね。^^







ありがとう、446君。    SEE U AGAIN.




SEE U RISE AGAIN.






TAK-Z.