国債残高はGDP比で100%程度でした。
しかし、今では180%と、世界の第2位になるまでに、
財政が悪化しています。。
世界の第1位はどこかというと、圧倒的に日本なんですね。
だからといって、日本がデフォルトしない理由が、
通貨の発行権として日銀があり、
借金を国民の預貯金から行っているということが、
理由としてはあります。。
日本の債務残高の対GDP比は、246%で世界一位です。
2位のギリシャは177%。。
ギリシャは2008年までは100%程度でしたが、
その後急激に財政が悪化しました。

これは、経済成長が出来なかったことが原因でしょうか?
実はそうではないんですね。。
ギリシャは過去には、GDP成長率は4~5%ありました。
しかし、国債の金利が6%になっていましたので、
実質マイナス2%になります。
今の先進国でも、成長率4~5%はあり得ない状況で、
日本でも2%の成長を目指して、それが達成できず、
1%いくかいかないかで前後しています。。
4~5%の成長は凄いことですが、国債の金利が高過ぎて、
働いても働いてもドンドン財政が悪化して
貧乏になっていったのが、ギリシャの現状です。。
そして、それに追い打ちをかけたのが、大企業の誘致です。。
大企業を誘致するために、法人税を安くして誘致を行いました。
法人税を安くしたため、
企業からの税はほとんど入ってきません。
その代わりに、外資がギリシャ国内で稼いだお金は
国外に持ち出されてしまいます。。
それが、2010年時点で、
GDPの約20%が国外に持ち出されてしまったようです。。
そのような財政悪化
(理由として、ユーロ導入で国債の金利悪化と、
外国資本の誘致)を改善するために、
所得税や消費税などの課税が強化され、国民の生活を圧迫・・・
それにより貧富の格差が広がり、失業者で溢れて、
更に借金が増えてしまい、
ドンドン財政が悪化していったということになります。。
これが、ギリシャが今回陥った理由なのではないかと
思います。
このことは、日本も同様だというふうに
捉えられるのかがとても大事なことだと思います。。
今、日本は世界一債務残高がGDP比で悪い国
ということになります。
それでもデフォルトにならない理由が、
借金を国民の預貯金から行っているということが、
要因としてはあります。。