消費税増税延期の影響をもう１つ挙げるとすると、
社会保障分野になります。
消費税の増税分はどこで使われると言っていたのかというと、
社会保障の充実のために使うと言っていました。
その言葉をそのまま信じるのだとすると、
消費税増税が延期されるということは、
社会保障の充実も延期されるということになります。。
今年の４月には、３年に1回行われている、
介護報酬の改定があります。
介護報酬とは、介護保険の制度の中での、お金の使い道や、
サービス内容の見直しが行われるというものです。
例えば、介護保険を利用して、
訪問看護を利用した場合、
昨年までは1回8,340円（利用者の自己負担834円）だったが、
ここで働く人たちの収入をあげるために、
報酬改正後は、1回8,500円（利用者の自己負担850円）に
しましょう。
っということを、決めるのが、
３年に1回、介護報酬の改定という形で行われます。
（今回提示した金額は適当に設定しています）
お分かりの事ながら、
報酬の改定が上がれば、
施設側の報酬が上がる反面、利用者の自己負担は増えます。
逆に、報酬の改定が下がれば、
施設側の報酬が下がる反面、利用者の自己負担は減ります。
このような改定が、今年の４月に行われるため、
政府はこの話し合いを現在行っている最中なのですね。
昨年までは、この介護報酬の財源の１つとして、
消費税10％へ増税した分を、財源として使う予定でした。
ところが、消費税10%増税が延期されたことにより、
介護報酬の財源がなくなったため、
当初予定されていたプラスの改定は行われない方向にあります。
その１つが、介護に従事している人の月収を、
月に１万円上げて、介護に従事する人の処遇改善をしよう
としていましたが、
おそらくこれは延期されるのではないかと言われています。
当然のことながら、財源がないので、仕方がないことですが。。
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