理不尽なこと | らいふたいむ

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日々の出来事や思うことについて書いていきたいと思います。

久々の更新になります。

 

久しぶりですが『理不尽なこと』というタイトルで、少し重い感じの話をすることにします。

 

世の中ってまだまだ理不尽なことがいっぱいありますよね。

 

理不尽とはどんな意味か。

筋の通らないことや、道理に合わないことのような意味ですかね。

 

『理不尽』は社会に出て働くことになれば、誰もが一度は感じることかもしれません。

 

私は言語聴覚士を目指す為に、現在専門学校に通っているのですが、『理不尽』はどこにでも存在します。学校に通う前は一般企業に勤めてそれなりの地位で働いていました。

 

そうゆう経験が時には邪魔になってしまうこともありますが、そのせいでみえてくるものも多くあります。

 

例えばの例を言語聴覚士の学校に通う教師と生徒の設定でやってみましょうか。

ある専門的な報告書を作成するとします。

 

ある教師がこう言ったとします。

『最近はいい言語聴覚士が少なくなっている』、『全然、スキルが伸びていない』、『仕事をちゃんとしない言語聴覚士が多くなっているし、報告書すらちゃんと書けない人が多い。』

それについて、自分の見解を長々と述べます。

 

そして、ある生徒がこう言いました。

『先生、言ってることは大体わかりますが、授業の内容が理解できません。どう書いたらいいか分からない部分が多いのでもう少し教えて下さい。』

『口頭では理解できない部分が多いので、参考までに先生が作成した報告書を拝見させていただくことはできますか。』

 

ある先生はこう返します。

『報告書を書面で出すことは、答えになるのでできません。』

 

これはあくまで架空の設定ですが、この会話のやりとりをみたときにどう思うでしょうか。

 

『自分で考えることが必要だから、この教育方法は、物事を考えさせるいい教育方法だ』と思う人もいると思います。価値観は人それぞれなので、それも一つの意見です。

でも教育現場でのやり取りとして考えた時に、そうゆう風に片づけていい問題なのでしょうか。

 

私はこうゆう場面も『理不尽』という言葉が該当するのではないかと思います。

 

多分、分からないのにシャットアウトされてしまったある生徒は、理不尽に感じるでしょう。

学校なのに分からないと主張しても教えてもらえない。

お金払って学びたいと思って学校に通ってるのに・・・。

やり方も分からない状況で考えることを強要される。

理想ばっかり言ってるけど考えさせるっていうことを理由にして、先生だってちゃんと仕事してないのではないか‥。言動と行動が伴ってない!

 

たぶん、この教師は生徒から信頼を得られないかもしれません。


上記のように思われているということが想像できない教師は、このような生徒がいるということにすら気づけていない。

 

物事を学ぶ上で基本となるのは基礎です。そして、基礎の基盤の上に応用が成り立つと私は思っています。

 

この場合、ある生徒は基礎が分からないと訴えているのに、それをクリアにせずに応用ばかりを求めているという風にも捉えることができると思います。

 

例えば、封筒に宛名を書くとして

『表面に相手の名前と住所を書いて、裏面に自分の住所と名前を書くんだよ』って言われます。

 

封筒を初めて見た人なら、表面のどの位置に相手の名前と住所を書くの?ってなりますよね。それで書き方を自分で考えなさいって言われても・・・・・・。

 

極端な例ですが、書き方を見せてあげればそれで済む事じゃないですか。

そして、それを基盤として『こうしたら分かりやすいかな』とか『もっと住所が大きいほうが分かりやすいかな』とか色々考えながら本人が知識を広げていくわけですよね。

 

私が一番思うことは、『スキルが伸びない』とか言っているある教師自身が生徒の成長を妨げてる。そうゆう旧態依然な体質が一番の原因ではないかと思うわけです。

そうゆう人が多いから人材を育てることができないとも言えるかもしれません。

 

物事を意識して考えることは、重要だと思います。

物事を考えさせることも重要だと思います。

自分で考えたことで失敗して、そこから学ぶことも非常に重要だと思います。

 

でも、言葉で分からないのであれば、やってみせてあげればいいと思います。だって、

失敗を繰り返しても本質にたどり着けない人もいるかもしれない

 

百聞は一見に如かず

百回聞くよりも、たった一度でも自分の目で見た方が確かだということ。

何度繰り返し聞いても、一度でも実際にみることには及ばない。何事も自分の目で確かめるべきだ。

 

おっしゃる通りだと思います。

 

もし、その授業で報告書の書き方が分かっていれば、その人の人生が変わっていたかもしれない。

 

『分からないことが分からない』という状況を放置しない為に、そうゆう指導をしている方がいるのであれば、自分が原因で生徒の成長を妨げているかもしれないという視点を持ち合わせてもらいたいなって思います。

 

今回は、教育現場でありそうなネタを通して、『理不尽』ということについて考えてみました。

 

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