タロージィのひとりごと(32) あらぬ世界への春の誘い、優待(幽体)離脱 | 自分史の旅 tarojie

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黄昏の落ち葉が似合う年齢になった。何かを残すこともない過ぎ去る日々、何かストーリーを書いておきたいと思いブログを始めたものの面倒だと思う日もある。忘れること思い出すことできなくなるかもしれない。まだ真黄色な楽園ではない。少しは色もある萎びれ枯れて行く。

タロージィのひとりごと(32) あらぬ世界への春の誘い、優待(幽体)離脱

タロージィはいつものようにぼんやりとしている。本人と異なった動きをしている。本人は大部くたびれているが怠惰なタロージィはまだ若い。よく居眠りをしている。異なった世界を見ているのだ。

 

もしかすると幽体離脱しているかもしれない。魂が身体からふっと抜けふんわりふんわりと漂っている時を楽しんでいる。幽体離脱は語られるところでは臨死体験するときに本人から離れて本人を見ている状況と聞いている。

 

ある人によると身体が滅びても魂は漂っているらしい。よくテレビの番組で行方不明になった人をわざわざ海外から呼び透視する。真偽はともかく指摘したそこを掘ると現れた。この前は有名な近藤勇、土方歳三の遺した物を探り当てていた。

 

ある子供が前世のある人の記憶がありそれを親族に確かめるとそれがほとんど合っていたとか。これもよくわからない。科学的に何とかならないものか。確かに何かを感じて動物には予兆能力があるとか。卵の産み付け位置で今年がよく雨が降るとか。

 

人はいろいろな現象に非科学的に物事を繋いでくれる。最初はまず第六感の当てずっぽうから始まる。温暖化は今もわからないがいろいろな現象でどうやらその方向に向かっている。科学的に気温、海面上昇などのデータも集まりつつある。

 

『タロージィ、君の離脱は終えた。何が見えたか』『寝ている儂が見えた』『ぼんやりしている君と寝ている儂で何も見えなかった』『幽体離脱は本当じゃ』『如何わしいあの世の優待だろう。詐欺メールだろう』『何をいっているのだ、よくわからんなぁ』

(2024年4月1日)