媚びを売る猫(15) 君は最近何を訴えているのか想像している  | 自分史の旅 tarojie

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黄昏の落ち葉が似合う年齢になった。何かを残すこともない過ぎ去る日々、何かストーリーを書いておきたいと思いブログを始めたものの面倒だと思う日もある。忘れること思い出すことできなくなるかもしれない。まだ真黄色な楽園ではない。少しは色もある萎びれ枯れて行く。

媚びを売る猫(15) 君は最近何を訴えているのか想像している 

家にジュウシマツが2羽いる。昨年ペットショップから買ってきてもう10カ月になる。鳥かごは60Ⅹ60X60㎝ぐらいだから贅沢な住環境である。最近慣れてきてこの小鳥は怯えなくて大胆になってきた。人間に慣れ過ぎたかもしれない。

 

どちらもメスだから卵を産むが雛にならない。産卵するたびに巣ダラにしがみ付いて出ない。その抱卵する姿にびっくりさせられる。ペットショップの狭い空間に入れられて育った。元々ジュウシマツは自然にいない。人間が改良して作ったものだ。

 

それでも卵を産むと自然に抱卵する。親に教えてもらったわけでもない。卵を取り上げるとしばらくは悲しそうな表情に見える。昼間はこの巣ダラを鳥かごから撤去している。夜7時ぐらいになると異常に鳴き始める。

 

巣ダラを入れると大きく喜びさっさと寝倉に入る。入った途端に泣き止み静かになる。最近この自由の無い鳥に思わされることがある。大きな鳴き声を発し何らかのコミュニケーションをしているのではと思ってきた。怖がらなくなっていろいろ突いて驚かされる。

 

そしてこちらから喋ると反応してくるようになった。もうすぐ喋れるのかも知れない。ユーチューブの投稿に雀が喋っている動画がある。雀より文鳥に近いので喋れていい筈だ。こちらが喋っているとチ、チ、チと反応している。

 

ジオグラフィックのページを読んでいると動物のコミュニケーションについて書いてある。野生にいる鳥よりもはるかに多く喋っている我が家の小鳥は人間化しているかも知れない。私の勝手な想像か。外ではウグイスが鳴いている。彼も喋っているのか。

 

年寄りとジジイ取り合わせが良いのだろうか。シャベレ、ゴマ!

(2022年4月11日)