「ライフサポートあおば」はどんなところ?


 「児童発達支援」「放課後等デイサービス」が多様化し、さまざまな発達支援の考え方が広がっております。

 そんな中、「ライフサポートあおば」はどんなところ?という疑問にお答えしていきたいと思います。


 ライフサポートあおばの支援は、自閉スペクトラム症(ASD)に有効としれる「構造化」と、「応用行動分析(ABA)」をベースとした考えに基づき、お子さん自身の「気づく」「わかる」「できる」を育むことを応援しております。

 

 

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 今回は「ダメ」を伝える、についてです。

 

 私たちも幼い頃、周りの大人に「パパやママの”言うことを聞くんだよ”」、と、”言うことを聞く”、つまり、「物分かりが良いこども」≒『いい子』という言われ方をしてきました。そういった経験のある方は多いと思います。

 

 幼いお子さんは、日々予期せぬ行動をします。経験不足もあり、危険がわからず、大人から見てヒヤヒヤしてしまうような行動をしてしまいます。

 

 そんな時。

 

 「危ない」

 「やめなさい」

 

 いわゆる「ダメ」を伝えることになります。

 

 「ダメ」なことを伝えることは大切なことです。

 しかし、行動を制止する際の「ダメ」と判断するのは、ほとんどの場合が“周りの大人”であり、お子さん自身ではありません。

 お子さんがその行動に注目できなければ、“行動”ではなく“自分自身(の存在)”を「ダメ」と捉えてしまう、「ボタンの掛け違い」が生じてしまうこともあります。

 特に、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如多動症(ADHD)の特性をお持ちのお子さんは、周囲の状況判断が独特で周りから見て不釣り合いな行動をしてしまったり、”衝動性”から”行動”してしまい自分で行動を制御するのが難しい、というケースも多くあります。

 

 

 「どうしたらいいの?」

 「そんなこと言われてもうまくできないんだよ。。。」

 

 

 周りの大人がゆとりを持つことも大切です。ゆとり(余裕)をもつことにより、冷静さを保ち、感情的にならず、穏やかに接することもできるかもしれません。

 

 その上で。

 まずは「ダメ」ではなく、『できる』ことを教えます。

 ただただ否定するのではなく、やってもいい行動・活動の選択肢を伝えてみてください。複数の選択肢から選ぶことが難しければ、選択肢は1つからでも良いです。

 そして、この選択肢は、お子さん自身にとって価値のある行動・活動であることが大切です。(楽しい・落ち着くなど)

 

 状況判断することのお手伝いになるケースでは、そのお子さんの好きなこと、できること、やりたいことに着眼し、その状況で可能な選択肢を提示することになります。

 衝動性のあるお子さんへは、その状況で冷静に判断することを促します。

 

 詳しくは、別の機会で詳しくお伝えできればと思っています。