この間、師匠katsuさんと語った話がめちゃめちゃ面白かった。
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『完全ある』は『完全ない』なんだよ。
by katsu
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「？？？」と思う。
がしかし、
確かに
『完全あるは完全ない』
どうか頭を柔軟にして考えてみてほしい。
完全にある状態は、
完全にあるから、あることにさえも気付かない。
あることが当たり前になれば、
あることにさえ気付かない。
あることが普通だから。
あることが大前提だから。
あるかどうかの疑問すら生まれない。
それは、ある感覚すらない。
だから、ない。
でも、ある。
あるから。
「完全にある」になると、「完全にない」になる。
これが、
「そのもの」になった姿と言える。
意識しなくても、そうなる。そうしてる。
考えなくても、そうなる。そうしてる。
「そういうもの」として生きてる。
何故そうなってるのかすら分からない。
何故そうなってるのかすら考えない。
そうだから。
そういうものだから。
考える必要もない。
虎が「何故強いのか？」を考えないように、
虎は虎だから強いのだ。
ただそうだから、そうなのだ。
そうとしか言いようがない。
これを学びに当てはめると、
この域に達した状態を、
『身になった』という。
『血肉と化した』という。
「学び」というものは、
この域にまで達しなければならないものだと思う。
知っただけでは到底「学んだ」とは言えない。
それが当たり前に、
無意識に、
自動的に、
自然発生的に動いていなければ、
身になったとは言えないから。
血肉と化していないから。
身になったものは、
血肉と化したものは、
やってるけど、やってる感覚すらない。
だからやろうとせずとも常に普通に出来てる。
考えてるけど、考えてる感覚すらない。
だから考えようとしなくても考えてる。
見てるけど、見てる感覚すらない。
だから見ようとしなくても見えてる。
感じてるけど、感じてる感覚すらない。
だから感じようとしなくても分かる。
これを読んでる方は訳が分からないと思うんだけど…笑
この「感覚すらない」ものを、
どこまで磨いていくかが学ぶことだと僕は思う。
学びってやつは、
実に奥が深い。
そしてこのことに気付かせてくれたのは、
紛れもなく師匠katsuさんである。
katsuさんはいつでも普通だし、
考えてないし、
見ようとしてないし、
感じようともしてない。
でも、
考えてるし、
見えてるし、
感じてるし、
その域は僕からしたら尋常じゃない。
だから、
「何故katsuさんはそうするのか？」
「何故katsuさんはそう言うのか？」
「何故katsuさんにはそれが見えるのか？」
「何故katsuさんにはそれが分かるのか？」
と僕は疑問に思った。
僕と違うことは分かるけど、
「何が僕と違うのか？」
それを知りたいと思った。
だから何日も泊まり込みで24時間四六時中katsuさんの生態を観察をしてみた。
「katsuさん、今なんでそれをやったんですか？」
「katsuさん、今何でそう言ったんですか？」
「katsuさん、何でそれが分かるんですか？」
「katsuさん、katsuさんの頭の中はどうなっているのですか？」
と僕は聞く。
すると、
「そうしようと思ったから」
「理由なんてないよ(￣∇￣)」
と言う。
「えー！！理由がないのにやるんですか！？」
と更に聞く。
すると、
「腹が減ったら食う」
「眠いから寝る」
「爪伸びてたら切る」
「そうだから、そうする」
「普通じゃない？」と言う。
こんなことばっかり。笑
katsuさんの普通は普通じゃない。
（katsuさんからすると普通。僕にとっては普通じゃない。ということ）
明らかに
僕と普通の質が違う。
僕と普通の格が違う。
katsuさんの中には、
プロセスというものがないのだ。
『そうだから、そうする』
それ以上もそれ以下もない。
ザ・本質なのだ。
いや、プロセスがないのではない。
理由が無いのでもない。
物事を知って理解してるからこそ、
プロセスも理由も無い状態になっているんだ。
元から在るもののことは考えない。
あるから。
元が100あれば、100のことは考えない。
0だけど、100ある状態。
100あることがその人にとっては普通で、
100あることがその人そのものだから、
考えなくてもいい状態なのだ。
100が完全あるから、100が完全ない。
当たり前のように聞こえるかもしれないけれど、
この域になるのは誰もが出来ることじゃない。
katsuさんの生き方すべてがこのように働いている。
その時僕は気付いた。
katsuさんは虎なのだ と。
そうだから、そう。
やることなすことすべてが自然発生的な自然現象。
katsuさんはただkatsuさんとして生きていることが分かった。
ここが決定的な僕とkatsuさんの違いでもあり、
他の人とkatsuさんの違いでもある。
『ほう！これがそのものと化した姿か！！』
と分かった。
僕はkatsuさんにはなれないけれど、
僕は僕として「完全なる僕」になることは出来る。
そのために学びを身にする。
そのために学びを血肉に変える。
「そのもの」として生ききるために。
僕は学ぶということが、やっと分かった気がする。
『そのものと化す』
これが学びだ。
その域に達するには自分はまだまだだなぁと思う。
だけど、
「そのものとして生きる」katsuさんというお手本が近くにいるのは本当にありがたい。
katsuさんは『そのもの』っていう本物。
katsuさん自身が宇宙の真理だ。
宇宙の真理を探究している人は、
是非ともkatsuさんに会ってみてほしい。
「普通」って何なのか？
「当たり前」って何なのか？
『そのもの』って何なのか？
確実に概念がひっくり返る。
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