船屋です。


4月に入荷したアイランダー38。


セミロングキール

ワイングラスのような船型

フルチークデッキ


弊社に来られるお客さんや、(そもそもここに弊社があることも知らなかっただろう)通りすがりの

方からも、「このフネは何?」と聞かれます。

外観の中でも珍しい箇所は、ドッグハウスが無くシンプルなデッキ、奥まった小さな船窓、そして

高さ300mm幅ほどのハル上部のチークの存在。

船屋のブログ-アイランダー38


入荷当初、経年により劣化していたハル上部のチークのニス。




手間はかかりますが、古いニスを剥がし、新たにニス塗装することになりました。


経年劣化にもレベルがあります。


①日光(紫外線)が良く当たってきた部分。

こちらはすでに古いニスが剥離しているところが多く、見た目は少し悪い。

ただ、「剥がす」という工程においては、日光が当たってこなかった部分に比べると格段に楽。


②日光(紫外線)が当たってこなかった部分のニス。

こちらは美しさは保たれているがゆえに、古いニスを剥がすのは非常に手間がかかる。



なお、『ニスを剥がす』という作業に入る前にしなければならないことがありました。


それは全てのスタンション・バウパルピット・スターンパルピット・フェアリーダー・

アンカーローラーなど、ニス塗装を施すチーク部分に固定している金物一切を取り外すこと。


なかなかご自身でスタンションやパルピットを外した方は少ないかもしれませんが、

それらは主にコーキング剤+ボルト&ナットでしっかり固定されているため、全てを取り外す

のは大変…。


<Before>
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<After1>
古いニス塗装を剥がした後の、サンディング塗装(4回塗り)

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<After2>
サンディング塗装後の、新しいニス塗り(4回塗り)

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<After3>
目地にシーカー

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youtubeにて動画も製作しましたので、確認してください。




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