船屋です。


さて早速ですがパシフィック・クルーザー26艤装の続きです。


7.レーダー・レーダーアーチの取付

Sさんのボートにはレーダーを取付けました。

フライブリッジにガッツリとした体躯の良いレーダーアーチが付き、ヤマハPC26もまた体躯の良い

クルージングボートになりました。

このレーダーアーチ側面にちょっとしたプレートを溶接し、そのプレートに無線用アンテナのベースを

抱いたわけです。

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8.アンカーウィンチ・アンカーローラー取付

投錨しての釣りもされるSさん。

アンカーウィンチとアンカーローラーも必需品でしたので取付。

バウデッキ中央にクリートが配置されているため、アンカーウィンチ・アンカーローラーの取付位置は

フェアリーダーからの係留ロープと干渉しないように角度を調整して設置しました。

船屋のブログ-アンカーウィンチ


9.ソーラーベンチレーター取付

ヨットやボートのキャビン内は、夏場や更に係留の場合、湿度は高くなります。

そこでソーラーベンチレーターを設置。太陽電池&蓄電池で、24時間換気が可能なタイプ。

蓄電池は満充電で最大40時間もの間、駆動してくれる優れモノ。

当初取付ようとしていた箇所だと、アクリル製バウハッチを展開した時にベンチレーターが

接触してしまうことが判明。


それならばとアクリル製バウハッチに直接ソーラーベンチレーターを取付ることにしました。

アクリルは割れやすく、穴をあけるのはなかなか慎重な作業でしたが、綺麗に取り付けられました。

船屋のブログ-ベンチレーター


ついでながら、穴をあけるための工具【ホルソー】。

弊社では直径10㎜~120㎜までのホルソーをほぼ1㎜単位で取り揃えています!

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こんな感じのホルソーが弊社作業場ではズラーーーーっと何倍もの列を成して並んでいます。

例えば22㎜の穴を開けたいと思えば22㎜のホルソーであけられます。

85㎜でも87㎜でも、【This is サイコーに ちょうどいい ホルソー】で穴をあけられます。


ホルソーのサイズを多く持っていないところではどうするのか。

穴のサイズを微妙に変えるとき(例えば22㎜穴をあけたいけど20mmサイズのホルソーしか

持ってないときなど)には、主に丸みを出すために使用する「ルーター」や「ジグソー」を使用して

穴を拡張したりします。


ただ、浜寺ボートでは「穴をあけること」に関してはホルソーのみで99%対応しています。

不必要に大きな穴をあけることがありませんし、ルーター等で穴の大きさを変える必要もありません。


と、ホルソーの種類の多さを、ホルソーの種類並みに大きくアピールしてみました。笑


10.バッテリー2系統

これもキャビンライフを向上させる一つの手段。

片方のバッテリーが空っぽでも、もう一方のバッテリーでエンジンを始動させることが出来ます。


エンジンを始動させたら切り替えて空っぽのバッテリーを充電。

安心度も上がり、最近の納艇の際にはよく採用されるようになってきました。

船屋のブログ-2系統



11.ドア修理

ヤマハPC26のオーナーならフムフムとなるでしょう、キャビンドア下部の劣化。

艇体の構造的に、ドア回りに雨水が溜まりやすく、木製ドアが腐食するケースがあります。

当社商品のドアもまた然り。

Sさんには修理を依頼されましたが、当方では新規に作ってしまいました。

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若者風に言うと、「ヤバいくらい」綺麗になりました。



12.船外機ブラケット取付

ボートの場合、動力はエンジンのみですので、お客さんには船外機を補機として取付けることも

検討していただいています。

しかもSさんの主戦場はパシフィック。

もしメインエンジンにトラブルが発生しても、遅くとも自走・帰港出来るよう、小さな船外機を

搭載することにしました。


続く