船屋です。
今回はストレブロ31アドリアテックについてご紹介します。
ストレブロ31アドリアテックは、スウェーデンのストレブロ社が製造しているプレジャーボート。
前回ご紹介したLM30を製造しているLM社とは違い、現在も造船業を行っています。
http://www.storebro.se/Startpage_2008.aspx?pageid=1
このボートの特徴は何よりも国産ボートに比べ奢侈で重厚なインテリアにあります。
http://www.hamaderaboat.co.jp/hama_boat06.htm
走行性よりも居住性に重きを置いたボート。
アーニー曰く
「決してスピード重視のボートではなく、ゆったりと走るボート」
「正直、パワーボートのような走らせ方は出来ないボート」
とのこと。
コクピット(操舵席)は計器類が見やすく設置されており、ドライバー席と助手席は上下&前後にスライドし、足置き(オットマン?)もあるので、座りながらゆったりと操縦できます。
アフトデッキはテーブルやイスを拡げて朝食をとったり出来るほど広い!
夏にサンオイルを塗って寝転んだりすることも出来ます。
当社ではデッキの木部をイチから張り替え(サンオイルではなく)、チークオイルを塗りました。
エンジンはボルボペンタTAMD41を2機搭載した船内機タイプ。
当然、エンジンは2機とも船体から降ろして整備済み。
以前試運転したときは巡航速度で25ノットを計測。
防音材のお陰か、思ったよりも静かに走ってくれました。
コクピットからキャビンに入るとマホガニー材を使用した壁面が一面に拡がります。
キャビン(船室)は高さが十分確保されており、腰やら頭を曲げ下げして歩く必要はありません。
左舷に配置されているソファーやテーブルも通常のボートのそれとは違い、しっかりとしたものになっています。(明らかにビジネスホテル以上のクオリティ!)
右舷には深いシンクが付いた立派なギャレーと食器棚が配置されていますし、洗面所付きの個室トイレも四方八方を木で囲んでいます。
ちなみに、STOREBROと刻印された食器(コーヒーカップ含む)が残っていました。
重厚なインテリアにマッチしたカップにコーヒーを注ぎ、例えばThe Wall Street Journalを読む。
そんな自分に酔うことも出来ます。
Vバース(フォアキャビン:フォクスル)も当然木部に囲まれており、1人で寝返りを5回は出来る広さを確保。
窓も180度近く設けられており、採光性は申し分なし。
カーテンも付いているので遮光性も申し分なし。
何よりもキャビンが素敵なボートなので、別荘の代わりに、大人の子供部屋の代わりに、キャビンライフを楽しみたい方に、お勧めのボートですね。
金曜日の夜、会社帰りに直行でマリーナに係留しているストレブロに泊まる。
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翌日、ご家族やご友人とゆったり(エコノミー運転)走って目的地に着く。
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そこで高いお金を払ってホテルに宿泊するのではなく、ストレブロに泊まる。
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浮いた宿泊代は、夕食を豪華にしたり観光を豪華にしたり・・・。
週末の過ごし方イメージを書いてみました。