空腹を満たした5人を載せ、jieekoは再び海に出ます。
タコつぼを避けながら空港連絡橋スカイゲートブリッジを再びくぐる時には、
雨はもうドシャ降りです。
大して降らないだろうと腹を括っていた船屋は、軽装のため全身びしょ濡れになりました。
安易な自らの判断を後悔しながら、奥様と2人で堪らずキャビン内に逃げ込みました。
コクピットに残るjieeko親子とアーニー。
船屋のそんな後悔をよそに、航海を続けます。
そしてドシャ降りの雨の中、トローリング※の準備をし始めました。
※トローリングとは、船を走らせながら疑似餌などを流して魚を狙う漁法のこと。
竿もリールも不要。
疑似餌の付いた釣り糸を、ヨットの船尾から流すだけのシンプルな漁法です。
釣り糸も、デッキのクリートなんかにクルクルっと舫うだけで、あとは勝手に魚が釣れてくれます。
当社マリーナまでのドシャ降り復路
釣りの成果は3匹でした。
サワラ×2
太刀魚×1
Jさんがお持ち帰りになりました。
さて、上の画像は船屋がコクピットに顔を出してケータイで撮った写真。
画的にも、今回の航海を象徴するような一枚となりました。
ドシャ降りのため視界が悪く、その中で当社マリーナまでの進路を取る。
頼りは何百回もこの航路を走っているアーニーの経験があるものの、
トレーニングも兼ねたクルージングのため、【コンパス】を頼る。
コンパスは人とは違い、嘘をつきません。
夜の航海はもちろん、初めての航路でもコンパスに従い操舵すれば
目的地までヨットと人を運んでくれます。
到着:17時半
先ほどまで降っていた雨は止んでいました。
【やまない雨はない】 なんて言葉があります。
ただ、 今回の航海中に限って言うと
【やまない雨はある】
これが結論です。
片づけをしたのち、冷えた身体を温めるため、うどんすきを食べに連れて行っていただきました。
(アーニーと船屋二人だけが日本酒をぐびぐび飲んで、テンションは最高潮!)
食事中は、相も変わらず先ほどまで浮かんでいた海、jieekoについてのトーク。
今回は雨に好かれたjieeko。
次回のセーリングは何処か。
少なくとも晴天
のんびりとした航海になればイイですね。
Jさん、ごちそうさまでした!!