船屋です。


10月3日はJさんと、トレーニングも兼ねたクルージング。


メンバーは


Jさん、Jさんの奥様、Jさんの息子さん、アーニー、船屋


の5名です。


当初、西宮に行くつもりだったのが、ビジターバース(※)の関係で急きょ


田尻に変更した次第。


少し気になっていた空模様は、残念な予感…。


※ビジターバースとは、1日や1泊など、時間を制限して船を係留できるバースのこと。

駐車場で言うところの月極駐車場ではなく、Timesなどの駐車場です。


今回は、【浜寺ボート】~【たじり海の駅】(往路)のお話。


距離:約15マイル


時刻:9時40分 出航


出航後、ものの数十分でぱらぱらと雨が降ってきたものの、小降りで、風もまぁまぁ

吹いていたのでメインセール・ジブを上げてのセーリング。


ヨットの場合(ボートに比べると)、小さいエンジンが付いています。


出入港時や無風時などにエンジンを動力にして走るためのエンジン。


また、セーリングが面倒な時のためのエンジン。笑


セールを上げて走るセーリングのことを【帆走】


エンジンで走ることを【機走】


といいます。


機走時のスピート。


搭載しているエンジンの馬力によって異なりますが、4ノットから7ノットくらい。


1ノット=時速換算で1.852キロ


ですから


4ノット=時速7キロくらいです。


jieekoでは、風が良い時、帆走だけで、5ノットくらい出ました。



海の上。


基本的には雑音・騒音は無し。


周りに漁船やプレジャーボートが走らなければ、そこは寂しくない「静寂」の世界。


機走だと、波の音はエンジン音に負けて少ししか聞こえませんが、帆走だと


波の音しか聞こえません。


Jさんご一家は、まさにその空間を楽しんでいました。


楽しんでいたというか、ヨットが持つ能力に心を奪われていたのかもしれません。


自然に抗うことなく、自然をレバレッジして海を走る。


排出ガスZEROのモビリティです。


不思議な感覚です。


エンジンを起動させて無いのに、風だけでヨットが進む。


機走時とあまり変わらないスピードでヨットが帆走する。


アーニーが風を感じながら、メイン・ジブのシートを操り風を捉える…。


空を見上げると、関空をテイクオフした、排出ガスを出す飛行機のお腹が見えます。


コクピットにいるJさんご一家は腕時計を見ることなく、【時間】は陸上に置いてきたご様子。


左に日本第二の都市・大阪を支える臨海工業地帯を見ながら、そして正面に関西国際空港の


空港連絡橋スカイゲートブリッジを見据えてのセーリングです。


今回はここまで。



jieekoは岸和田の海上にいます。