こんにちは!
今回は「アートフレームの上手な飾り方」についてお伝えします。
お気に入りの写真やアートを上手に飾りたいけど、なんだか上手くいかないという方の参考になると思います。
<アートフレーム基本配置>
アートフレームの飾り方については様々な法則がありますが、ここでは真似しやすいのに綺麗にまとまるものをいくつかピックアップします。
串の字形(みたらし団子形)
それぞれの額の中心で揃える方法。どんな額の形、大きさでもある程度綺麗にまとまります。
90度回転させてももちろんOK。(横型はみたらし団子形という場合もあります)
階段形
同じサイズの額を階段状に並べる方法。リズムが生まれて軽快な印象になりますが、サイズ違いだと成立しないのがデメリットです。
住宅街形
様々なサイズの額を住宅街の敷地のように並べる。
サイズ違いの額同士でも規則正しく整然と並べられる方法です。それぞれの額の間隔を上下左右すべて同じにできればなお美しいです。
田の字形
同じサイズの額を田の字に並べる方法。
端数が出ないようにすれば何枚でも同じバランスで飾れます。(枚数増えたら田の字じゃないですが・・・)スタンダードな並べ方の代表格ですね。
行列形
それぞれの額の下端を揃える方法。
下が揃うと安定した印象になるので、サイズが違う額同士でも落ち着きを感じます。
もちろん上端を揃えても良いでしょう。
表彰台形
それぞれの高さを表彰台のようにずらして並べる方法。
ヒエラルキー形(ピラミッド形)
ピラミッドのように三角形にまとめる方法。「ディスプレイの基本」でもお伝えしましたが、三角形は人間が美しいと感じる形なので、自然とバランス良く見えます。
ランダム形/アート形
その他には多彩な並べ方が可能なランダム形や、ハートなどのマークの形に並べるアート形などがありますね。
<高さの基本は床から額の中心までの距離を150cm>
一つだけなら飾った額の中心、複数の額を並べる場合はその塊の中心を、平均的な目線の高さである150cmに設定するのが好ましいとされています。
また、ソファなどに座って見る機会が多い場合は、額の中心を床から80cm~90cm程度にすると良いでしょう。
床座が多い方は、床から60cm~70cm程度にしましょう。
<飾る前に下準備でレイアウトの失敗を減らす>
飾る前に額のサイズに切った紙(コピー用紙や新聞紙など何でもOK)を、飾りたいレイアウトに合わせて貼ることで、実際のイメージをつかめますし、レイアウトの変更や調整を簡単に行えます。
<洗練された印象にするには配色も重要>
インテリア全体にも言える事ですが、使う色を1~3色に抑えましょう。
とは言え、家族写真などはカラーが多いので、その場合はフレームの色を統一させることで雑多な印象を軽減できます。
特に無彩色はカラー写真を引き立ててくれるのでオススメです。
モノクロの写真やアートを飾る場合は、カラフルなフレームでも良いですね。自身のインテリアのメインカラーやアクセントカラーに合わせればより素敵になるでしょう。
フレームを黒にして整然としたレイアウトにすることで、カラー写真でもスッキリとした印象にすることができます。細かい点ですが、写真を額いっぱいに収めずに、白い枠(マット)を額の内側にいれることで更にスッキリとした印象にすることができます。
以上が飾り方の基本になります。後半は素敵に飾っているアイデアを見ていきましょう♪
出典:shopltk.com
一列ごとにブラケットライトで照らしてロマンティックな雰囲気にしています。
ブラケットライトが難しい場合は、ライティングレール+スポットライトなどで照らすことが可能です。
空間のフォーカルポイントとしても好印象だと思います。
フォーカルポイントの記事はこちらからどうぞ↓↓↓
こちらはダウンライトで照らした例。
2種類のサイズを規則正しく並べ、ダウンライトで照らすことで美術館のような雰囲気を醸し出しています。
ソファからフレームの下端と、ダウンライトがある天井面からフレームの上端までの距離が同じになっているので、更に整然とした印象になっていますね。
ソファの高さやダウンライトの位置など、かなり綿密に計算されています。
出典:solteirasnoivascasadas.com
こちらはエッフェル塔のシルエットに合わせて飾った例。
先述の「アート形」のレイアウトです。まるでドット絵のような風合で温かみを感じます。
アート形は複雑な形状だと沢山飾らないといけないのがネックですね。
文字プレートなどを組み合わせたレイアウト。部分部分の横や縦のラインを揃えることで、全く違う形同士でもゴチャゴチャ感を緩和できます。
また、メインの色を白と黒と真鍮の3色にしているのもまとまって見えるポイントです。
気を配る点が多く上級者向けのレイアウトですが、個性を出したい方はチャレンジしてみましょう。
アートフレームとは直接関係ないですが、面白いアイデアなのでご紹介します。
ウォールシェルフの周りにフレームを付けることで、沢山のディスプレイがまとまった印象になっています。色々飾りたいしスッキリと見せたいという欲張りな方は参考になるかもしれません。
<ウォールシェルフを使えば自然とラインが揃う>
出典:katrinaleechambers.com
ウォールシェルフに並べれば自然と行列形のように下端が揃います。
画像のように規則正しく並べれば更に美しいレイアウトになりますよ。
もちろんランダムに並べても下端が揃うので美しいです。
先述の通り使う色は1~3色に抑えた方が良いでしょう。
ランダムに並べると上手くいかないという方は、以前ご紹介した「ディスプレイの基本」が参考になると思います。
ディスプレイの基本の記事についてはこちらからどうぞ↓↓↓
<他のアイテムと色を合わせる>
アート自体の色味を他のインテリアアイテムと合わせることで、空間のまとまりが生まれて洗練された印象になります。
<階段の壁に飾る場合>
階段の壁に並べる場合も様々な法則がありますが、こちらも真似しやすい方法をお伝えします。
階段のラインとフレームの角のラインを合わせる
フレームの中央で合わせると伝えている所もありますが、個人的にはこちらの方が実際に飾るときに作業しやすいかな、と思います。
個人の好みなので中央でも問題ありませんし、先述の「中央を150cm」を守る場合は中央で合わせた方が良いかも知れません。
ラインを合わせる場合はマスキングテープなどを補助線にしましょう。
中心を決めれば空いたスペースに色々と追加しやすい
中央を基準にして、空いたスペースに色々と追加しても良いでしょう。中央の額が補助線代わりになるので並べやすくなると思います。
※階段の壁は高い位置の作業がしにくいので(無理やり脚立など置くと危険です)あまりレイアウトの位置が上にいかないようにした方が無難かもしれません。
<細かいことは気にし過ぎない>
ここまで色々と法則的なことを述べてきましたが、あまり細かいことに囚われずに、楽しんでお気に入りのアートや写真を飾るのが一番だと思いますね。インテリアも人生も楽しんだ者勝ちです。
いかがでしたか?
今回は「アートフレームの上手な飾り方」についてお伝えしました。
家族写真や風景写真、アートを飾る機会は多いと思います。上手に飾るだけで空間が華やかな雰囲気になりますので(お気に入りの写真やアートを飾った場所はパワースポットにもなるようです)、この記事などを参考に楽しんで飾っていただければと思います。
この記事が少しでもお役に立てばとても嬉しいです。
最後までご覧頂き有難うございます。