こんにちは!

7月に入りましたね。もう今年の半分は終了してしまいました。人生あっという間ですね。。。(光陰矢の如し笑い泣き)なるべく有意義な時間を過ごしていきたいものです。


さて、このコーナーでは一つのカラーに絞ってその色の効果やコーディネートなどをご紹介していきます。
好きな色をメインにコーディネートする場合や、アクセントカラーとして使いたいという方に役立つと思います。ウインク


今回のテーマは「赤(レッド)」です。


 

赤には以下のような心理効果や特徴があるといわれています。


・気分の高揚


・気持ちを前向きにさせる


・食欲を増進させる


・時間経過を早く感じさせる


・活動的にさせる


・緊張感


・危険を感じさせる


気分を高揚させたり、食欲増進の効果は結構知られていますかね?


時間経過についてはご存知でない方も少なくないのでは。と思います。真顔
時間経過を早く感じさせるという事は、実際よりもゆったりと過ごしたように感じるということですね。ファストフードを中心とした飲食店で使われる割合が高い理由でもあります。ゆっくり利用したという満足感を与えながら、回転率も高められるからですね。


自宅のインテリアで使う際は、彩度が高い赤の場合はキッチンや玄関、エントランスなどに使うのが効果的です。活動的な印象を与えたり、キッチンであれば先ほど述べた食欲増進の効果が期待できるからです。


明度が低い赤や濃い赤(トーンを抑えた赤)はストレスを緩和させる効果があるので、リビングや寝室に採用しても問題ないですね。ウインク



いくつか画像を見ていきましょう♪


【例1】


 
 

出典:redonline.co.uk

 

キッチンのコーディネートの例。


キャビネットとカップボードだけではなく、ラグまで赤系でまとめています。彩度が高い赤に合わせやすいのが白ですね。明度が高い物同士なので、相性が良いです。キッチンの場合は清潔感も増すので尚良しですね。


キャビネット、カップボードとテーブルの天板の素材感を合わせているのも素晴らしいところです。すべてツヤありだとうるさい空間になりますので、全体のバランスは注意したいところです。キョロキョロ


定番の観葉植物は反対色(補色)なので非常に映えます。これも赤を採用するメリットだったりします。観葉植物を置かないという方は、ランチョンマットなどの小物をグリーンにするのが手軽にメリハリをつけられる方法だと思いますよ。




【例2】


 
 

出典:blog.inspireq.com

 

ソファを中心に赤と黒、白でまとめたコーディネート。フローリングもマホガニー系で赤の要素を含んでいるのでまとまりを感じることができます。


オーソドックスで真似のしやすいインテリアですね。ニコニコキラキラ


個人的に注目したのはゴールドの壺。とてもいいアクセントになっています。トーンを落とした赤と黄色(金色)は下の写真のように和のモチーフに使われることもありますね。(特におめでたい感じを出したいとき)


どことなく上品な印象を与えることもできます。


 
出典:stock.adobe.com

※め、めでたい・・・!門松キラキラ



【例3】

 


 

出典:lushome.com


リビングの壁面にがっつりと用いた例です。

 

アクセントカラーとなるクッションにも赤を採用。これだけだとものたりない空間になってしまいますが、観葉植物の緑が反対色(補色)で程よいアクセント+右奥の壁面の黄色が同系色となり調和とバランスをとってくれています。ニコニコ


細かいポイントですが、意外と大切なのは奥のアートですね。すべてモノトーンにすることでゴチャゴチャ感や不自然な感じを受けません(もちろん配置も重要です)。壁が白い場合はカラフルなアートや写真でも構いませんが、色付きの壁ですっきりと見せたい場合はこのような工夫をしましょう音符



【例4】


 
 

出典:freshideen.com

 


赤には類似色(同系色)の黄赤(YR)や赤紫(PR)が無難な組み合わせです。ニコニコ

 

写真は黄色よりの黄赤ですが、オレンジ色のアートやディスプレイ(ハロウィンの飾り?)を配置することでバランスが取れています。ラグもさり気なく赤や赤紫、黄赤が含まれていて良いですね。

色の組み合わせの知識はこちらから↓↓↓

 




【例5】


 
 

出典:casadevalentina.com.br

 


トーン(明度・彩度)を抑えてリビングに採用した例。


特徴のところでも述べましたが、このトーンだとリビングや寝室に採用しても落ち着きを感じることができます。和のテイストにも非常によく似合う色なので、和室のアクセントウォール(床の間の壁など)に採用しても良さそうです。上品な印象を与えることができますね。


※日当たりがよい部屋の場合は赤系の色は暑苦しく感じる場合もあります。真顔

逆に日当たりが良くない部屋の場合は紺色などの青系の色は寒々しく感じる場合もあります。部屋の配置に合わせて選ぶのも大切ですね。


配色に関しては、ソファの色を類似色(同系色)の黄赤(広くは黄色)にしているので調和がとれています。黄赤ではなく赤紫系の色を加えると神秘的になり上品さが増すでしょう。



【例6】


 
 

出典:apartmenttherapy.com

 


寝室に用いた例。

 

彩度が高い赤だと落ち着かないですが、このトーンだと寝室の壁としても違和感はありません。「寝室に赤を大胆に用いたい!」という方は参考になると思います。


広くない寝室の場合は写真のようにベットカバーやナイトテーブルなどを白にしましょう。こうすることで圧迫感を軽減できます。


もし広い場合は先ほどの例のように類似色の黄赤や赤紫をアクセントカラーとして使っても良いですね。ただし、黄赤と赤の組み合わせは暑苦しく感じるので、その点は注意しましょう。滝汗


もちろん、壁を白にしてベッドカバーを写真のような色にするのも良いと思います。そのほうが無難ではあります。壁一面を赤にする勇気が無い方は、代わりに大きめのアートなどを飾るのも効果的ですし、気軽&手軽でよいと思いますよ。ウインク



【例7】


 
 

出典:pufikhomes.com

 

 

もう一つ寝室をご紹介。

 

和と洋を絶妙なバランスで取り入れたハイセンスな寝室デザインです。ラブドキドキ

 

先ほどの例と同じようにトーンを押さえた赤と同じトーンの青いラグ、ベッドカバーとチェアはペールトーンに近いブルーグリーンとなっています。また、アクセントカラーとして先ほどから出ている金色(黄色)が入っています。


フットカバーとドレッサーテーブル、ベッドカバーや枕カバーとチェアの色を合わせているのが素晴らしいバランスです。おねがい


配色を大きく分けると以下のような感じになります(日陰と日向のどちらの色をとるかは個人差ありますが)

 


 この配色はトーン違いのテトラードと言えそうです(厳密には違います)。

今回は赤を中心に解説していますが、ほかの色を中心にした場合でもこの理屈は成り立ちます。
3色、4色と別の色を使いたい場合は参考にしてみてください。

テトラードの記事についてはこちらから↓↓↓

 




【例8】


 
 

出典:home-designing.com

 


反対色(補色)を使いたい場合はこちらが参考になります。


ソファの赤に対してラグを反対色(補色)の緑にすると互いに引き立て合ってメリハリのある空間になりますね。ソファを緑、ラグを赤でももちろん大丈夫です。どちらの場合もトーンを合わせるとより洗練された印象になります。


個性的な黒のテーブルが空間を引き締めてくれています。薄い赤や緑の場合はグレーを加えるとバランスが取れると思います。



【例9】


 
 

出典:bandddesign.com

 


こちらはスタイリッシュモダン。


配色はグレー、赤、黒、白、のみ!(植栽のグリーンもありますが)非常に潔いコーディネートです。

そっくりそのままマネするのは難しいコーディネートだと思いますが、配色はとても参考になりますね。おねがい

 

この配色の素晴らしいところは、赤を別のカラーに変えても成立するという点です。


また、他の記事でも述べていますが、色数を絞ると洗練された印象になります。その点でも優れた配色といえます。


住宅などで真似する場合は、モルタル風の床の代わりにアッシュグレー系のフローリングでもカッコよくまとまると思います。その場合は壁のモルタルを同じアッシュグレー系の木目にしましょう。(そこまで同じバランスにはしないと思いますが)


また、フローリングにした場合は可能であればテーブルの脚やペンダントライトのコードは黒にするとより調和がとれそうです。

※モルタル風の床はハードルが高いかもしれませんが、スタイリッシュモダンだけでなく、インダストリアルスタイルやコンテンポラリースタイル(今流行のモノトーンコーディネート)にもとてもよく似合うマテリアルなので、チャンスがあれば採用してみましょう。(小さいお子様が居るご家庭でも、モルタル風のクッションフロアもありますよ)


モルタル風クッションフロアの例

      
    サンゲツ/CM10228          サンゲツ/PM20293           
         






いかがでしたか?
今回はインテリアに於ける「赤(レッド)」の心理効果やコーディネートなどについてお届けしました。以前ご紹介したカラーコーディネートの知識と合わせて、お部屋づくりのヒントにして頂ければ幸いです。

この記事が少しでもお役に立てばとても嬉しいです。
最後までご覧頂き有難うございます。




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