バレーボール観戦が趣味の私は、
ワールドカップバレーも欠かさず見ております。
先月は女子のオリンピック出場がかかる
ブラジルとの最終戦を、
会場である代々木第一体育館で熱血応援してきました。
３０日から男子の試合が始まりましたが、
ネーションズリーグで銅メダルに輝いた日本チームは、
格下チームに苦戦を強いられています。
どっちの試合も、
最初の２セットは日本チームが楽勝で取って、
３～５セットは、競り合いになるという展開でした。
初戦のフィンランドには辛勝しましたが、
昨日のエジプト戦は惜しくも敗れてしまいました。
この２つの試合を見ていて感じたのは、
最初の２セットをあそこまで
コテンパンにやられたことで、
どっちの相手チームも、
ええい、もうどうなってもいいから、
思い切りやってやるって開き直ってるんですよね。
戦略も一応あるんでしょうけど、
それよりも勢いが勝っている感じがしました。
それに対して日本チームも本当によく健闘したんですが、
どこかでプレッシャーに苦しめられているように見えました。
「こんな格下チームに手こずってる場合じゃない」
「なんとしてもここは勝たないと」
その力みがここぞというところでのミスにつながってしまい
普段だったら得点できるところで失点してしまう……。
「勝たなければならない」
「負けたらどうしよう」
「ちゃんとやらなきゃ」
↑
こういうプレッシャーに押しつぶされそうになることって、
誰もが体験したことがあると思います。
実力はあるのに、
プレッシャーがかかると
その実力を出せなくなることってありますよね。
そういう時どうすればいいのか？
やっぱりね、
開き直り力を鍛えておくことだと思うんですよ。
何かにこだわって、
なんとしても自分の思い通りにしようとした瞬間に、
「ええい、どうなろうと、宇宙におまかせだ」
「私は思い切りできることをやるだけだ」
と腹をくくる練習をすること。
つかみそうになったら、
逆に手放すようにすること。
（※その辺は、新刊の文庫本に詳しく書いてあります）
体中に一回思い切り力を入れて、
すぐに息を吐き出しながら脱力する。
この動作をすることも役に立ちます。
何度も意識の向きを変える練習をしているうちに、
開き直れば、
実力が出るどころか、
いつも以上の力が出たりするということを
体験するようになります。
これを繰り返すうちに、
プレッシャーがかかっても、
すぐに意識の向きを変えられるようになります。
これは何もスポーツの世界だけの話ではなく、
人生においても大事なことです。
自分一人の力だけでどうにかしようとせずに、
心を開いて、結果を宇宙におまかせすることで、
宇宙の無限の力が流れ込むので、
普段は出ないような力まで出るようになるんです。
真面目な人ほど、
ちゃんとやろうとするので、
プレッシャーがかかりやすいです。
そんなときは、
「私ったら、こんなにちゃんとやろうとして。
なんてエライんだろうか！」と
めちゃくちゃ褒めまくってください。
そうすれば、
その状況もなんだか楽しくなってきます。
あともう一つは、
普段からやることやってること。
それによってメンタルが鍛えられる部分も
もちろんありますから。
日本チームのメンバーは、
その点に関しては、申し分ないと思います。
軒並み能力がアップしていますし、
オリンピックでメダルが狙えるだけの実力は、
充分にあります。
私たちもそうですが、
精いっぱいやれるだけのことをやったら、
結果は宇宙におまかせしていいんですよ。
そして、
結果がどうなろうと、
今この瞬間を思い切り楽しんじゃいましょう。
実はそれこそが、
想像以上の展開につながるのですから。
それではまた
今日も素敵な1日を
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