誰かに馬鹿にされて、
みじめな思いをした時は、
思いっ切りくやしがったらいいんですよ。
負け犬みたいにしっぽを巻いて逃げるんじゃなくて、
「ふざけるな
」
「馬鹿にするな
」
って一度は怒りの沸点まで行けばいい。
するとその怒りが、
自分の奥底に封印していた怪物みたいな力を呼び覚ます。
「よーし、今に見てろ
」
「やってやろうじゃないか」ってあなたを奮起させる。
くやしさをバネにするといういい方があるけれど、
言葉の通り、
踏切板のバネの役割は確かに果たします。
でもさ、
それは最初の踏切のところまでなんですよ。
いつまでも握りしめていると、
今度はなかなか理想通りにならない自分に腹が立ってきて、
くやしさは自分を責める鋭い刃に変質してしまう。
だから、
くやしさを活用するのは、
最初に大きく踏み切るところまで。
その後は一回頭を冷やす。
なんで馬鹿にされたと思ったのだろうか……。
何をくやしがっているのだろうか……って自分に聞いてみる。
その奥にあるものが何か分かりますよね。
自分が自分のどこかを馬鹿にしているか、
ダメだって思っているから、
人の言葉に刺さるような痛みを感じたんです。
自分に本当に自信があったら、
なんか言われてもその瞬間はショックだけど、
すぐに忘れてしまいます。
じゃあ自分を馬鹿にしたり、
けなしたりするのをやめればいいのか？
もちろん、やめた方がいいです。
でももっと大事なことがある。
それは、
これを機に、
あなたの持っている力を出せる
という認識を持つこと。
その力を使う時が来たと認識すること。
だからこう思えばいいんです。
「そうか！
あの人は私の目を覚まさせてくれたんだ。
私の中にある大きな力を表に出す
引き金になってくれたんだ」
「ありがとう！
馬鹿にした連中よ」
「私はこれを機に、
そもそも持っている無限の力を
発揮することにします」と誓い、
その決意を宇宙に放てばいいんです。
すると怒りが呼び覚ました怪物は、
渦を巻きながら天に向かう昇り龍に変身する。
「私、サイコー！」
「本当は、歓びのままに真上に昇っていくような、
そんな生き方がしたかったんだ」
「今こそ、その時がやってきた！」
「帰る橋なんて爆破して、私の道を進んで行こう」
というポジティブで燃費のいいエネルギー源に変わります。
くやしさも役に立つ。
うまく活用すれば、
自分の不可能が可能に変わり、
大きな飛躍につながります。
ただくやしがってる場合か！
自分を馬鹿にするのをやめて、
どんな力を発揮するのか決めて、
とっとと宇宙に放ちましょう。
それではまた
今日も素敵な一日を
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