さすがに梅雨明けすると、
夕方になっても暑さが残りますね。
さて、
ときどきやりたいことがわからないという人がいますよね。
最初にいっておきますが、
それって別にいけないことではありませんので、
そういう自分をダメな自分だとは、
思わないでくださいね。
それに、
夢中になれるものがないからといって、
豊かさにご縁がないのかと言われたら、
そういうわけではありません。
本当にやりたいことであろうとなかろうと、
目の前に来たことに集中し、
楽しんでやっている人を、
福の神は絶対に見逃しません。
たとえ皿洗いであったとしても、
きれいにお皿を洗う気持ちよさを感じながら、
集中して楽しく洗う。
暑い夏なんて特に、
水に触れる作業は気持ちいいですよね。
何が本当にやりたいのか分からなくても、
今の目の前に来たものに集中し、
楽しむことってできます。
そういう人の周波数は、
どうしたって高め安定化する。
そしてそんな周波数の高い人を
世間も放っておかない。
ちゃんと誰かが見ている。
私がコピーライターをやっていたとき、
売り上げがなかなか上がらない
アルバイトの広告営業マンがいました。
彼はいつもお客さんのことを考えていました。
お客さんには、できるだけ無駄な費用をかけさせずに
いい広告を作り、成果が上がるようにしたい。
いつもこのスタンスだったんです。
だからちっちゃなスペースの広告を取って来ても、
ちゃんとお客さんの話を聞いてきて、
どこがアピールポイントかしっかり押さえてきました。
ですから、
コピーライターの私としては、
とても広告を作りやすかったんです。
彼は儲けようというよりは、
お客さんに損をさせないというスタンスだったので、
なかなか売り上げ目標が達成できない。
それでいつも営業チーフから怒られていました。
でも、私はこの人は素晴らしい営業マンだと思っていました。
だから彼にはいつも、
「あなたみたいな営業マンがいることで、
助かってるお客さんはたくさんいると思うよ」
って言っていました。
どんなにチーフに怒られても、
彼は無理やりお客さんから
お金を搾り取るようなことは絶対しなかった。
そしたらどうなったと思いますか？
ある生命保険の代理店さんが、
彼の誠実さに胸を打たれて、
「あんたにだったらお金を出しても惜しくない」って、
大型受注が決定したんです。
そしてあっという間に売り上げ目標達成率第1位になって、
表彰されました。
けれども彼はトップセールスになっても、
相変わらずどの仕事もいつも丁寧にやっていました。
その後、彼は
その生命保険の代理店の社長さんに見込まれ、
その会社の正社員の管理職として転職していきました。
彼は営業チーフにいつも怒られていたし、
同僚からも結構辛辣な皮肉を言われたりもしていました。
口もうまいわけじゃないし、要領もいいわけじゃない。
そんな一人のアルバイターだった彼も、
目の前に来た仕事を、
誰に何と言われようと、
一生懸命夢中でやって、
お客さんの喜ぶ顔を見るのを楽しみに仕事をしていました。
そしたら、ちゃんと大きな豊かさを受け取りました。
この豊かさには、
「お金」や「肩書」だけじゃなく、
「人からの信頼」というかけがえのないものも
含まれていたということはお分かりですよね。
彼は別に出世したいわけじゃなかった。
とにかくたくさんお金を稼ぎたいとも思っていなかった。
世のため人のためっていう
暑苦しい使命に燃えていたわけでもない。
ただ自分の納得できるやり方で、
夢中で仕事をしていただけです。
裏技を使ったわけでも、
テクニックを駆使したわけでもない。
誠意の王道を行っただけです。
それで十分に豊かになれるんですよ。
「どうしたらもっとお金を稼げるようになるのだろう？」
そんなことを考えるより、
目の前のことを誠意をもって夢中でやればいいだけ。
そういう純粋でまっすぐな人を見ると、
福の神は目がハートになって
、
「そんなあなたのためにこそ私はいるのです」
と寄ってくるんですよ。
やりたいことを必死に探さなくていい。
やりたいことなんてわからなくても、
今目の前に来たものに集中し、
自分なりに楽しむ工夫をする。
そうすれば、
福の神が寄ってる来るだけではありません。
そこから、
あなたの魂の望みも見えてくるんですよ。
焦らず、
一つひとつ大事にしながら、
楽しんでやりましょう。
それではまた
今夜も素敵な夜を
これぞ風の時代の虎の巻
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