昔、社員旅行で長野にスキーに行ったとき、
スキーをレンタルしてくれるお店の前に、
救助犬のセントバーナードがいました。
（※出展：アニマル大図鑑）
セントバーナードって、
実際に見たり触ったりしたことあります？
成犬だと100ｋｇは優に超える。
おとなしくて優しい性格ですが、
いざという時にはとっても勇敢な犬です。
一回ね、海辺を散歩している時に、
セントバーナードとすれ違ったことがあったんだけど、
すれ違いざまに、アイツがめっちゃしっぽ振ってて、
そのしっぽが腿の辺りにバンバン当たって
まるで鞭で打たれてるみたいに痛かったことがありました。
しっぽごときでもそのくらいのパワーですから、
救助した人をソリで引っ張るくらいのパワーは十分にある。
私は動物好きなので、
そのお店のセントバーナードを撫でたり、話しかけたりしたんだけど、全く動じない。
ブルンブルンのほっぺたを地面に付けて、
上目遣いでチラッと見るだけ。
他のお客さんがミニチュアダックスとか連れてくると、
ダックスはギャンギャンギャンギャン吠えたりするんだけど、
アイツは無反応。
まったく相手にしない。
一緒になって吠えたりしないんですよ。
アイツは余裕あるんだよね。
弱い犬ほどよく吠えるって言いますが、
よく吠える犬は、
自分が小っちゃくって頼りない存在だと思っているから、
怖くなって威嚇する。
でも大きい犬は、
自分がでっかくて、
そうそうやられるような犬じゃないことをわかっているから、
悠然と動じずにいられるんですよ。
人間も同じ。
自分に自信がないと、
人のちょっとした言葉に過剰に反応する。
自分よりすごそうな人に会うと、
自分の立場が脅かされるんじゃないかって
勝手におびえるから、
相手を警戒して攻撃的になったり、
やたらと批判的になったりする。
自分が過剰反応しているときは、
「ああ、私は勝手に自分のことを過小評価してビビってるんだな」
ってことに気づこう。
そして、「私の存在そのものが素晴らしいんだ」
「誰が何と言おうと、私は宇宙の最高傑作だ」
ってことを思い出してください。
セントバーナードみたいに、
しょうもない相手はスルーして、
無駄なことに力を使わない。
アイツはデカいだけあって、
人命救助のようなここぞというときには、
存分にその力を発揮します。
あなたも、
あなたらしく輝くことや、
人生を楽しむこと、
自分を思いっきり表現することに、
力を使いましょう。
あなたは小っちゃくって弱い犬みたいな存在じゃない。
セントバーナードや
グレートピレニーズみたいに
でっかくてパワフルで有能な存在なんですから。
堂々としていていいんです。
それではまた
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