目には見えないもう一人の自分がいて、

あなたの人生を、

生まれたときからず~~~っと見ているとします。

 

そしたらきっと、

そのもう一人の自分は、

あなたの痛みも、苦しみも、

何かがうまくできないことの背景にあるものも、

すべて理解できると思う。

 

あなたがどういう状態であろうと、

きっと責めないし、

ただ「わかるよ」って肩を抱いて、

励ましてくれると思うんですよね。

 

でも当の本人は、

自分の歴史なんて、

覚えているようで覚えていないし、

自分の苦しみの大元がどこにあるのかも、

たぶん忘れている。

 

それどころか、

苦しみを感じないように、

誰かを憎んだり、

自分を取り繕ったり、

やらなくていいことをやったりする。

 

 

 

目に見えないもう一人の自分みたいに、

ちょっと距離を置いて、

自分を見てみれば、

もっと自分のことを理解できるし、

自分のことを責めたりしないで、

ただ慈しみ、励まし、愛することができると思うんですよね。

 

 

私たちは自分のことが一番よくわかっていない。

あまりに距離が近すぎて、

かえってよく見えていないんですよ。

 

 

だから時には、

もう一人の自分が、

少し離れたところから自分を見るように、

自分を見つめてみればいいと思います。

 

 

そうすれば、

自分がいかに必死に生きているか、

痛いほどよくわかる。

何が自分の中で起こってるのか、

冷静に見つめられる。

 

そして、

もっと自分を応援しようという気にもなるし、

もっと大切にしたくなるし、

毎瞬、自分を本当に幸せにする選択をしようという気もなると思います。

 

 

 

あなただけじゃなく、

他の人もそうなんですよ。

 

自分が何をやっているのか、

よく見えていないまま、

やらなくていいことをやっていたりする。

 

 

自分のことを、

少し距離を置いて見つめられるようになると、

他人の苦しみもわかるようになる。

 

この人もきっと、

苦しみを抱えながら必死で生きているんだということが、

詳しい背景を知らなくても、

何となくわかるようになる。

 

それが慈しみであり、

愛なんだろうなあと思います。

 

 

自分のことも、

他の人のことも、

愛せるようになる心の距離ってある気がします。

 

 

自分があまりに渦に巻き込まれていると感じたら、

意識的に距離を取って、

客観的に見てみる。

 

 

そうすれば、あなたにもともと備わっている、

自他への愛がちゃんと蘇ってきますよ。

 

 

 

 

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